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橡の木の下で

俳句と共に

草稿11/30

2016-11-30 10:14:16 | 一日一句

なぐさめの小さき緑冬萌ゆる  亜紀子


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草稿11/29

2016-11-29 10:00:23 | 一日一句

凩や雀枯葉もいつしょくた  亜紀子


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草稿11/28

2016-11-28 10:04:45 | 一日一句

雲間より雪の垂れ帯富士隠る

錦秋や二階列車でふるさとへ

亜紀子


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草稿11/27

2016-11-27 07:17:30 | 一日一句

黄落も貧しくなりぬ今日暮れて  亜紀子


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「秋の風」平成28年『橡』12月号より

2016-11-27 07:15:34 | 俳句とエッセイ

  秋の風     亜紀子

 

東京の万の明りの秋の声

閑散と流山線秋ついり

長雨に塞ぎの虫の葉巻虫

しじみ蝶たちて千草に風生る

女郎蜘蛛のてぎはよろしく餌を括る

女郎蜘蛛の糸の強きに怯みたる

お祭も運動会も順延に

詩の種を呟き捨つる秋の風

ピラカンサ満載鵯にすぐたわみ

老いぬれば塵も小さき暮の秋

無理はせぬ腰の体操鵙日和

蠅虎もとんと出不精顔を見ず

地下鉄路抜け秋色の地上線

堰ひとつ秋雲疾き渡し跡


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