橡の木の下で

俳句と共に

草稿04/30

2013-04-30 10:00:02 | 一日一句

若葉打つ雨山中に居る思ひ  亜紀子


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草稿04/29

2013-04-29 10:00:02 | 一日一句

黄金週間庭に生ふ蕗煮て過ぐる

背ものびて若葉の頃の楠大樹

南洋の鳥よ陽気なつばくらめ

亜紀子


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草稿04/28

2013-04-28 10:00:02 | 一日一句

椋鳥夫妻夕暮れの巣にすべり込む  亜紀子


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草稿04/27

2013-04-27 10:00:08 | 一日一句

かなしみに果てありやよひ望の月  亜紀子


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平成25年『橡』5月号より

2013-04-27 10:00:06 | 俳句とエッセイ

芽出し雨 亜紀子

 

水路閣椿の森へ曲り入る

囀や鼻梁よろしき面打師

連れ舞ひてゆくや湯島の恋雀

大観邸玻璃戸めぐらし春遅き

黙しゆき常の鴉も営巣期

尻切れの鳰の恋笛風光る

弥生富士赤子のやうな山連れて

夕焼けの木蓮並木ただ一路

小道具の揃ひはかどる草むしり

夜に入りしより音立つる芽出し雨

誰となく路傍の花の塵を掃く

天鵞絨の虻の尖兵来てゐたり

 


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