橡の木の下で

俳句と共に

草稿04/30

2010-04-30 10:47:30 | 一日一句
門に会ふ今日生まれたる揚羽蝶  亜紀子

先日、小石川植物園でツマキチョウを見る
思いのほか小さく、可憐
昨日は今年初めて揚羽蝶が庭に
瑕疵なく、これも小型だった

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草稿04/29

2010-04-29 11:11:43 | 一日一句
昭和の日新樹の雨に明けにける  亜紀子

若葉を打ち渡る雨音に目を覚ます
黄金週間の始まり

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草稿04/28

2010-04-28 10:31:09 | 一日一句
春雨やハンカチの木も濡れそぼち
赤腹鶇や若葉の雨もあがりたる
               亜紀子

小石川植物園
くさぐさの木々の緑綾なして
喧噪遠く
のびやかに秩序を保つ



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平成22年「橡」5月号より

2010-04-27 06:37:07 | 俳句とエッセイ
ためらひつ一夜飾りの雛立たす
春の闇動きて猫となりにけり
集中の鳥や獣に春来たる
山茱萸の花の瞠目子規を読む
茫茫と天の砂漠や胡砂荒るる
               亜紀子

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草稿04/27

2010-04-27 06:33:50 | 一日一句
野に花の満ちて泳ぐや鯉のぼり  亜紀子

大きな鯉のぼりが悠々泳ぐさまは
遠くなった

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