橡の木の下で

俳句と共に

草稿08/31

2021-08-31 11:22:09 | 一日一句
娘らと日日ライン草ひばり
ビルのもと秋の夕影にはかなる
亜紀子


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草稿08/30

2021-08-30 11:56:38 | 一日一句
睡蓮も覚めぬ残暑の極みなり  亜紀子

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草稿08/29

2021-08-29 13:33:56 | 一日一句
怖づるなく鴉残暑の池に入る  亜紀子

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草稿08/28

2021-08-28 12:53:40 | 一日一句
あれは何座布団ほどな大茸  亜紀子

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「眠るべら」令和3年『橡』9月号より

2021-08-27 12:33:28 | 俳句とエッセイ
 眠るべら     亜紀子

疫ごもり暑ごもりもはや怠け癖
冷房や閉ぢて無音の窓の中
坪庭のしじまに浸る日の盛り
ワクチンの予約ひとつにしとど汗
夕蟬や幼心にもの思ふ
須臾の間が永遠のやう夏休み
はやる瀬に若き実を吊る沢ふたぎ
こしあき蜻蛉雨後の腰帯締めなほし
子を連れて朝の小径を四十雀
短夜をするりと砂に眠るべら
もくづしよい藻屑頭にカーニバル
蟬声も身も沸騰の暑さかな
地異唱へ夜を鳴きとほす蟬ならむ
疫に暑に雨に五輪を開くとは
霍乱やだから中止と言つたじやん

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