橡の木の下で

俳句と共に

草稿09/30

2014-09-30 09:41:43 | 一日一句

はたはたの蕗葉の屋根は穴だらけ  亜紀子


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草稿09/29

2014-09-29 11:17:53 | 一日一句

耳いささ疎くなりつつもの音澄む  亜紀子


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草稿09/28

2014-09-28 08:28:50 | 一日一句

行く先のどこも木犀香りをり  亜紀子

 


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草稿09/27

2014-09-27 10:55:37 | 一日一句

きちきちも良き羽持てる草の園

誰が胸の吐息か落つる秋夕日

亜紀子


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「はけの細道」平成26年「橡」10月号より

2014-09-27 10:52:30 | 俳句とエッセイ

 はけの細道  亜紀子

 

吹きのぼるはけの谷風汗涼し

やぶめうがはけの片へに花こぼす

蝉しぐれはけの細道干ぬ間なき

蝶の来てはけに水吸ふひとところ

隣り家の鈴虫に耳澄ましけり

雀蜂退治やぶ蚊に刺されをり

乱れ打つ葎の雨や終戦日

暑さにも不思議なほどに慣れにけり

満開の臭木佳き香をはなちをり

常のごと覚めてけさより虫の庭

老い易く学成り難く休暇果つ

夕立や赤子を囲む雨やどり

日翳れば名残の蝉のすぐ噤む

残る暑に駄句駄句の汗流しける

 

 

 


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