橡の木の下で

俳句と共に

草稿01/31

2010-01-31 12:36:59 | 一日一句
防具から小さき手と足寒稽古  亜紀子

寒さも冷たさも何のその
並んだ少年剣士

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草稿01/30

2010-01-30 10:47:48 | 一日一句
洗濯の大山小山冬晴るる 亜紀子

寒中嬉しいもののひとつに日差し

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草稿01/29

2010-01-29 10:25:29 | 一日一句
懐かしきその水茎の寒見舞  亜紀子

何事もさらりと書かれて
その筆ばかりはいつも流麗
久方ぶりの葉書一葉

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草稿01/28

2010-01-28 09:57:07 | 一日一句
花舗にゐて俄か仕立ての春楽し  亜紀子

花屋には花の一番華やかなエッセンス
切り花も鉢花も不思議に明るい
冬の最中

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平成22年「橡」2月号より

2010-01-28 09:49:39 | 俳句とエッセイ
月光や落葉ふりつつ重ねつつ
思ひ出の手繰れば遠き冬の靄
目を瞠るさなぎの緑十二月
誕生の何か悲しきクリスマス
箴言の地に湧きいづる霜真白
               亜紀子

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