橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/31

2020-12-31 10:35:42 | 一日一句
つんのめるやうに暮れたり小晦日  亜紀子

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草稿12/30

2020-12-30 09:22:32 | 一日一句
豆煮る香小さき家内にこつごもり  亜紀子

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草稿12/29

2020-12-29 11:03:22 | 一日一句
ウイルスの変幻年もとどまらず  亜紀子

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草稿12/28

2020-12-28 09:51:36 | 一日一句
主なき家を日々訪ひ来尉鶲  亜紀子

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「コロナ読本」令和3年『橡』1月号より

2020-12-27 09:50:09 | 俳句とエッセイ
 コロナ読本  亜紀子

トレモロの風のなんきんはぜもみぢ
綿虫も白いフリース街を行く
冬の星ひとつは人を乗せてゆき
黄落の木椅子寄り来て道を説く
民謡を復習ふフィドラー日向ぼこ
重ね着てコロナ読本読み耽る
瑠璃秘して襤褸をよそほふ秋の蝶
子ら遊ぶやうに小春のしじみ蝶
石蕗に来て小さき蝶が時惜しむ
月寒く俄か宿りの黄蝶かな
秋夕焼け山と名のつく町の辻
寝ねがての月を濡らすやひと時雨
臈たけて花園に咲く蕎麦の花
浮れ鵯食ひ放題の樟の実に
ひと匙の砂銀漢の旅果てて

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