橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/30

2014-06-30 11:01:57 | 一日一句

木を伐りてのちの守宮の来ずなりぬ  亜紀子


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草稿06/29

2014-06-29 09:35:08 | 一日一句

夕風のつのり帆をはる青芭蕉  亜紀子


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草稿06/28

2014-06-28 11:47:32 | 一日一句

裏窓にすずめ見飽かぬ梅雨晴間

雀らのほんにお喋り梅雨晴間

亜紀子


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草稿6/27

2014-06-27 10:02:40 | 一日一句

小さき蚊にしては大きく鳴きにけり  亜紀子


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「子鴉」平成26年「橡」7月号より

2014-06-27 09:59:31 | 俳句とエッセイ

 子鴉   亜紀子

 

朝湯して五月連休終盤戦

するすると縄立つごとき松の芯

今年はも粽小さくなりにけり

蝿虎ももの考ふる机上かな

つどひ来る日比谷に緑感謝祭

新緑を裾に明るき雪の富士

青嵐や鴉双翼かがやける

椋鳥夫妻野盗鴉を追ひはらひ

つぎつぎに若葉しづくと四十雀

いつも見る小窓に梅雨の兆しをり

やうやくにリラの咲けりと便り来る

青蔦の照りわたり暑の俄なる

子鴉の高き梢の胴間声

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする