橡の木の下で

俳句と共に

草稿08/31

2012-08-31 10:00:02 | 一日一句

秋草を卓に午餐の杯かはす

蜻蛉に水をくりだす作り滝

博打の木灼けし肌身をさらしけり

花小さきかりがね草のこむらさき

おはぐろ蜻蛉水面見つむる草の先

白日のもと明らかに思ひ草

植物園夕蝉残し戸を鎖しぬ

加茂堤暮れてゆきかふ影涼し

亜紀子