地下鉄を出で秋耕の野にいたる
鵙鋭声おどろに長けし葛すすき
亜紀子
秋果得し鵯のきりなき節まはし 亜紀子
ふるさとは晴れて北風吹く頃ならむ
上州の秋闌くるとふ帰りたき
石打たぬひたきの声は寂しかり
木枯や古りて四隣の垣低き
晩秋や軒端の雨に夜の更くる 亜紀子
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