橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/30

2020-06-30 09:20:17 | 一日一句

空色のリボンに束ぬラベンダー  亜紀子


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草稿06/29

2020-06-29 11:51:30 | 一日一句

明日はまた雨とて梅雨の草を刈る  亜紀子

 


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草稿06/28

2020-06-28 09:04:51 | 一日一句

あやかしの牛蛙池夜の散歩   亜紀子


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草稿06/27

2020-06-27 09:42:02 | 一日一句

レーダーに行方占ふ梅雨の雷

枝豆やコロナ籠もりも苦にならず

            亜紀子


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「籠り居」令和2年『橡』7月号より

2020-06-27 09:37:30 | 俳句とエッセイ

籠り居   亜紀子

 

手放しで雲とお喋り朴の花

美容師も客も五月にマスクして

八重桜花房重く自粛の夜

籠り居に黴取り道具一揃ひ

並ぶまじ餅屋端午の行列に

子を容れず若葉に沈む学舎かな

街薄暑一見何もなきやうに

巣鴉も人も青葉に籠りをる

風薫る不要不急の我が身にも

頬白のさへづる一枝そよぎをり

腹据はる鴉の面も営巣期

健やかに糞を降らせる燕の巣

つばくらめ茅花の風に翻る

夜の窓辺思ひ出遠く椎の花

竹落葉しやらしやら風の慰みに


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