橡の木の下で

俳句と共に

草稿11/30

2014-11-30 08:18:41 | 日記

電飾の街を離るる冬の星  亜紀子


草稿11/29

2014-11-29 09:38:15 | 日記

学び舎の一棟灯る楡落葉  亜紀子


草稿11/28

2014-11-28 09:56:41 | 日記

水鳥の沈思に寄するさざれなみ

錦秋の野路ゆく人を越さず行く

亜紀子

 


草稿11/27

2014-11-27 09:02:51 | 日記

衿立てし靴音硬き空景気  亜紀子


「月のもと」平成26年「橡」12月号より

2014-11-27 09:00:47 | 俳句とエッセイ

 月のもと   亜紀子

 

行く先のどこも木犀香りをり

はたはたの蕗葉の屋根は穴だらけ

秋風やマリーナ裏に蜑の路地

ぺらぺら嫁菜御用邸裡に入るを得ず

浜に咲く小待宵草小さかり

そこばくの稲架かけに子も手を貸せる

漆黒のワイン葡萄の棚低し

覚めて聞く青松虫の四面楚歌

影を得て動くものなし月のもと

深秋や悩みにつどふ人の群

蝶も来て庭に羽干す台風過

杜鵑草尻尾をあげてこぞり咲く

木の実降る留学生寮けふひそか

秋果得し鵯のきりなき節まはし