橡の木の下で

俳句と共に

草稿09/30

2016-09-30 10:05:18 | 一日一句

冷や冷やと老をうべなふ己が所作  亜紀子


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草稿09/29

2016-09-29 10:24:05 | 一日一句

長雨に塞ぎの虫の葉巻虫  亜紀子


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草稿09/28

2016-09-28 10:05:00 | 一日一句

降り出でてなほ声つづく体育祭  亜紀子


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草稿09/27

2016-09-27 09:29:05 | 一日一句

金みずひき誰が引き来たる庭に咲き  亜紀子


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「しなさはぐるみ」平成28年『橡』10月号より

2016-09-26 11:47:25 | 俳句とエッセイ

 

しなさはぐるみ 亜紀子

 

新盆の鉦叩きをる葎かな

迎へ日のいつか果てをる遠花火

暑き日を富士へ旅立ちゆかれけり

盆過ぎの庭草のみな疲れをり

青鷺の水に腹浸け暑をしのぐ

猛暑日のひとり涼しき蝶とんぼ

しなさはぐるみ大滝のごと花穂垂るる

大夕立素知らぬ顔にあがりをる

草引きの連れはラジオのほまち畠

瑕瑾なき蜂の徳利の首長き

蜂の巣の全きに毒浴びせたり

白洲邸烏柄杓が舌出して

獺のごと玻璃器陳列夏炉の辺に

パソコンもちんちんに沸く暑さかな

螺子ゆるびつまづき鳴ける残る蝉

 

 


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