橡の木の下で

俳句と共に

草稿09/30

2012-09-30 10:00:02 | 一日一句

台風か月見か小庭片付くる  亜紀子


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草稿09/29

2012-09-29 10:00:02 | 一日一句

日の果の眠るやすけさ虫時雨  亜紀子


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草稿09/28

2012-09-28 10:00:02 | 一日一句

秋蝶のたちて生るる影一つ  亜紀子


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草稿09/27

2012-09-27 10:00:08 | 一日一句

待ちをれば朝あさ窓に四十雀  亜紀子


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平成24年「橡」10月号より

2012-09-27 10:00:06 | 俳句とエッセイ

  植物園   亜紀子

 

高原の夜涼にトマト育ちをり

かなかなや猪に露天湯閉ざさるる

負け試合涼しき星を仰ぎけり

震災址洗ふ盆波澄みにけり

遊船の波戸に戻りて揺れにける

露草のをさなのやうに目を見張り

盛り場の余燼の上の月涼し

秋草を卓に午餐の杯かはす

蜻蛉に水を繰り出す作り滝

博打の木灼けし肌身をさらしけり

花小さきかりがね草のこむらさき

おはぐろ蜻蛉水面見つむる草の先

植物園夕蝉残し戸を鎖しぬ

 


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