夜すがらの嵐に堪へて花三分 亜紀子
蕗のたう立ちて小綬鶏声ころぶ
丘のへの桜の園の花りんご
春昼や天上暗きゐろりの間
やうやくに薬草園の緑かな
醜草も育てて春の雨三日
亜紀子
星うるみ花ふふみなに愁ふべき 亜紀子
寄せ返すお喋りの波春夕べ 亜紀子
雨の中萌ゆる柳も枯葦も 亜紀子
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