橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/30

2015-06-30 09:23:58 | 一日一句

巣立子にひよどりの節聞きとむる  亜紀子


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草稿06/29

2015-06-29 09:50:09 | 一日一句

幼らに片白草を剪る朝  亜紀子


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草稿06/28

2015-06-28 09:42:33 | 一日一句

五位の声厨仕舞ひの夜々の窓

道すがら誰も歩を止む半夏生

亜紀子


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平成27年「橡」7月号より

2015-06-27 10:48:44 | 星眠 季節の俳句

郭公や道はつらぬく野と雲を  星眠   (火山灰の道)

 高原の一筋の道が白雲湧く空へと延び、彼方の森に繰り返す郭公の唄声。涼しさと緑の匂い、空気が格別である。

この地の自然の丸ごとを愛した星眠。掲句が墓石に刻まれた。          亜紀子・脚注


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平成27年「橡」6月号より

2015-06-27 10:43:40 | 星眠 季節の俳句

燕の巣暮れて雪渓せめぎ立つ  星眠    (火山灰の道)  

岩燕の巣。飛び交っていた親鳥の姿も消え、今夕闇に包まれていく。一方雪渓は白く暮れ残り眼前に屹立。 若き星眠俳句は季重なりや述語の重なりなどまま見られる。その自然体、初々しく清心。  亜紀子・脚注


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