労働に残暑厳しき蟻の街 亜紀子
整ひて則のやうなる夜々の虫
海にゐるよとメールひとつの夜涼かな
亜紀子
夜の秋の手を動かしてもの綴る
夏惜しき茶豆いつぱい茹で上げて
街を出る机上の夢に暑の名残り 亜紀子
蜘蛛の圍の全き今朝の涼新た
初林檎肌への乾き覚えそめ
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