草稿12/30 2009-12-30 10:43:53 | 一日一句 年の瀬の年々淡くなりにけり 亜紀子 時の流れがここへ来て急に早くなるわけもなく 振り返ればいつもの昨日が 前を見ればおそらく普通の明日がそこに その中に二度とは同じでないもの
草稿12/29 2009-12-29 09:55:35 | 一日一句 逝く年の顔して並ぶ芥かな 亜紀子 歳晩の挨拶をする人々 思い出と感謝と、希望 なにより今こうしてここにある安堵 普段と少し違う表情、声の調子 「良いお年を」
平成22年「橡」1月号より 2009-12-28 10:08:42 | 俳句とエッセイ 書出しは紅葉かつ散る文二通 綿虫といふ郷愁のとぶ日なり 霜月や日当たる方を拾ひゆき 髪あづけゐて眺めをる街枯るる 少年のゲームに集ふ雨寒し 亜紀子