橡の木の下で

俳句と共に

草稿04/30

2018-04-30 10:06:56 | 一日一句

ひとつばたご今年緑の葉勝ちなり  亜紀子

 


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草稿04/29

2018-04-29 10:50:52 | 一日一句

棕櫚の花高し良き風吹きわたり  亜紀子


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草稿04/28

2018-04-28 06:18:07 | 一日一句

生りそめは紅の素直なかりんの実  亜紀子


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草稿04/27

2018-04-27 11:36:20 | 一日一句

日のしづく盃に湛ふる朴の花   亜紀子


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「春どなり」平成30年『橡』5月号より

2018-04-27 11:34:20 | 俳句とエッセイ

  春どなり  亜紀子

 

横丁の鉢ころげくる春疾風

気の早きクロッカスなり先づ一花

冬すみれ弥生となりてこぞり咲く

まり溜りあるは鴉の巣組むらし

幼らの会話ぴちくり春どなり

良き日和つづきに目白来ずなりぬ

初音なり早谷渡る節もつき

住み旧るや軒までとどく雪柳

雨後の庭十薬の芽を目の敵

磯鵯の来て街中に囀れる

碇草苫舟ならむ花小さき

春眠の軒端をはやす鵯雀

うらら日の連れは小犬の男のこどち

ことごとく地の花小さし春意満ち

囀や日陰の庭も生きかへり

 


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