橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/16

2012-12-16 10:00:02 | 一日一句

冬靄の晴れて水鳴る離宮畑

冬ぬくく菜屑ちらかる離宮畑

鍵の戸をくぐり離宮の冬うらら

百舌いかるこげら離宮の冬日和

琵琶床に冬の陰をく観月亭

色変へぬ松や離宮のお馬車道

羽つよき八瀬ふる道の雪ばんば

戸をさして瀬音落ちたる蕪蒸

粒よりの志士の居並びとろろ汁

亜紀子