橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/02

2011-12-02 09:53:25 | 一日一句

傾げ立つ稲藁ぼつち十二月

目を覚ます珈琲の香の暖房車

すずかけの星の落葉の降りつもる

落葉みな雨にやすらふ十二月

悴みて通る江戸城番所跡

藪めうが枯らぶや松の廊下跡

花白し皇居御苑に茶の畠

明治宮殿戦火に失せし冬もみぢ

一ツ橋小暗き冬の川流る