橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/15

2010-06-15 11:03:54 | 一日一句
箒もて蛍狩りにし夜のありぬ  亜紀子

里の用水路に普通に蛍が飛んでいた頃
梅雨時のむっと生暖かい、それでも雨は持ちこたえている夕べ
蛍を取るには竹箒と教わった
箒を持って夜道を行く情景を覚えている
蝙蝠を生け捕るには地面に寝ころび
トリモチをつけた物干竿の先で捕るのだと教わった
竿を振り回す光景を覚えている
それでどうなったか、どちらも記憶にない