橡の木の下で

俳句と共に

草稿09/17

2009-09-17 05:44:31 | 一日一句
長月の光陰ことに矢のごとし  亜紀子

九月
小鳥、
月光、
子どもたちのすらりと伸びた手足。
夏草の鎮静、
蝉のぬけがら、
蛇口の水の冷え。
季節は美しさとないまぜに、静かに衰えの声を聞く。
時は滞りなくただ流れ去る。

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