DHのリフト(20240625)
リフトとスイープのまとめ1:
シングルハンド(SD)のシングルハンドスペイでは、ストレッチのあと、リフトでヘッドの半分ほど浮かせ、残り半分を水面につけた状態から、スイープに入った。
そうすると、ヘッドが水面を離れるまでにロッドに十分負荷が掛かり、より強いD、より強いフォアになった。
リフトでヘッドを浮かせ過ぎると水面についた部分が減り、か弱いキャストに終わる。
そのメリットは、水面引き剥がしのインパクトが減り静かに釣れる点、そしてそのデメリットは、遠投できない点。
なのでSHのシングルハンドスペイでは、リフトでヘッドを引き上げる長さを、釣りの目的で調節していた。
ダブルハンド(DH)ではどうか。
海外youtubeで勉強し、リフトで水面に1m残るまでヘッドを引き上げ、そこからスイープしていた。
結果、10m超のヘッドを9m以上引き上げるため、ロッドティップがかなり上がってしまい、そこからスイープ開始するのでライン軌道はかなり高くなった。
ライン軌道が高い、ということは、ティップ軌道も高い位置を走るから、方向転換幅が狭くなり、当然Dループも鋭角で十分なテンションが掛かり難くなる。
さらにライン軌道が高いのでアンカーが弱いか最悪切れてしまう。
でも海外youtubeは、リフトで結構引き剥がしてからスイープを始めているのだ。
スイープ/リフトの混乱は、使うロッドにも原因があると思う。
以前から廉価版の肉薄スローアクションロッドばかり使っていた。
なので水面1mからのスイープでロッドがかなり曲がり、ロードが十分と錯覚していたかもしれない。
SHで考えれば、ものすごく弱いロードだったのに、DHだからこれで十分と解釈していた。
全然違った。
SH同様、DHでも強いロードが必要だった。
どうするか。
やはりSHと同じように水面の力を使うのだ。
どうやって。
水面に必要充分量のヘッドを置くのだ。
引き剥がせるヘッドの長さは、ロッドの強さで当然違う。
弱いロッドは長さが短く、強いロッドはそれが広い。
キャストの強弱に直結するのは当然だけれど、ヘッドを水面につける長さを1mに限れば、使うロッドは何でも良い。
廉価版ロッドならそれでよかったけれど、ロッドを選べる現状では、そのメリットが完全な無駄遣いになっていた。
水面を使ったロードを避けていたので。
同じヘッドでもロッドの強さが違うと水面ロードの長さも違う。
ここを見極めよう。
グラフェンなビューラーは水面ロードできる長さは案外短い。
ボロン/スーパシリカ・レジンなウィンストンは水面ロードをより長く取れる。
中弾性グラファイトな肉厚クランの水面ロードはかなりの長さが可能。
高弾性グラファイトなkencube-SDX#17は最も長く取れるけれど、身体への負担が心配。
今作りかけの20m超1300grヘッドは、水面ロードが約10m超だからロッドに負荷を掛けやすい。
スペイ競技用のラインが20m超、普段使いのラインが10m前後、この違いもリフト解釈の混乱原因だったかもしれない。
今回、左上手が不器用だったから、リフト時の水面ロードの意味に気付けた。
次回、リフトの水面ロードの違いについて重点的に調べ上げる。
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