なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

久しぶりの夕キャス練(20240622)

2024年06月23日 07時28分13秒 | 実釣

久しぶりの夕キャス練(20240622)

午前午後の仕事明け、17時前に雨も上がった。
1730−1800の30分間、大分川同尻水位1.07m、濁り、曇り時々小雨、気温27度。
1)DH12.8ft#6、RIO-Scandi-Short#6F(9.3m24g360gr)、フロロ5号、フロロ2.5号、鈎なし
20240522、20240523、20240526に何度もテイリングした組み合わせ。
水位は高く足元も見えないけれど無風、今日は絶好のキャス練日和り。
前回が20240613だから10日ぶり。
河川公園に車を駐めてイソイソと河原へ降りる、手にはロッドとリールのみ、でもこの高揚感。
鈎をつけてマス場へ向かうのと全く同じ感覚、すると、私の釣りに魚はいらない?
魚を釣るためのキャス練だったけれど、最近はキャス練そのものが目的、完全にスポーツ化した。
だから練習場の親水公園があればそれで良く、魚は眼中にない。

今回のキャス練で特に気をつけたのが以下の11箇所。

リフト時
1)下手肘を完全に伸ばす
2)両方の肩甲骨を突き出す
スイープ時
3)肩甲骨と腕は伸ばしたままで縮めない
4)そのまま大きな外周半径で回す
5)重心移動は必ず
Dループ
6)肩甲骨と腕を伸ばしたまま角度変換
7)Dループに顔を向け体幹を大きく開く
フォア
8)肩甲骨と腕を引き戻しロッドにロード
9)ロッド重心でジャストミート
フィニッシュ
10)ロッド重心を超えたら静かに止める
トラブルシュート
11)テイリングはスイープが遅すぎる

このうち、新しい発見が強調文字の9箇所だった。
特に右上手と左上手の決定的な違いが分かって、それが1)2)
もともと左半身が少し長く力も強いのが原因かもしれないけれど。
左上手スペイが、肩甲骨を使っていたのだ。
どうりで右上手の120%で飛ぶはず、開いた肩甲骨を引き戻して投げていたから。
ようやく右上手スペイが飛び始めた。

肩甲骨を引き戻すと、ロッドを回転させず前へ引き出せる。
だから左上手フォアキャストでラインが回転しない。
でも右上手フォアだと、肩甲骨は閉じたままで腕だけでロッドを突き出している。
この瞬間に両手拳位置がわずかにズレ、ロッドティップが回転し、前向きベクトルが散ってしまう。

肩甲骨の戻し方は、方向転換で後ろへ開いた体幹を前へ向き直る時に、やはり後ろに伸ばした肩甲骨と腕を体幹へ引き付けて同期させて戻す。
この時、体幹の回転に肩甲骨の引き戻しが加わり、ロッドがより強力に打ち出される。
そしてロッドがトップスピードに乗った瞬間、ロッド重心を目的方向に押し込む。

今日のロッドはグラフェン素材のビューラー、その重心はややティップ寄り。
ウィンストンやスコットはどうだろう、クランは? kenncubeは? LOOPは?
もしかしたらロッドの投げ分けは、この重心位置できまるのかもしれない。

つぎ、わざと1)−11)を外して投げ比べてみた。
1)、下手肘を縮めてスイープ、するとラインの軌跡が激しくブレた。
2)、肩甲骨を縮めてスイープ、動線が短く力が乗りにくかった。
3)、肩甲骨を縮めてスイープ、半径が短く力が乗りにくかった。
4)、大きな外周で回すには肩甲骨を縮めたら無理だった。
5)、重心移動はつい忘れがち、忘れるとラインが力を失った。
6)、肩甲骨と腕を伸ばさない角度変換は鋭角になった。
7)、前を向いたまま体幹を捻らずフォアすると、ラインの力が8割に落ちた。
8)、フォアで肩甲骨と腕を引き戻さないとDループが緩く開いた。
9)、ロッド重心を無視すると、ロッドを振り切ってしまい、Dループが落下した。
10)、ロッド重心を無視すると、ロッドを止めるタイミングを見失った。
11)、テイリングする場合、スピードを速い方に合わせると解決した。

この11)のテイリングの修正について。
いままで遅い方つまりスイープに合わせフォアを遅らせ対応したが、これは間違いだった。
正しくは「速い方へ遅い方を合わせる」、そうすると全ての精度が増した。
自分のなかの「オシレーション」は「強く速い方」に合わせるのが正しい。
弱く遅い方に合わせると、自分の成長が止まる気がする。

追記)
スペイキャストは、フライタックルと親水公園さえあれば何時でも出来てしまう。
鈎を付ければ魚釣りだし、外せば純然たるスポーツ、たぶん、一生楽しめる。
冬はスキー場、夏はサーフに行くように、スペイで釣るなら大型河川管理釣り場がある。
バックカントリーのスキー、嵐のサーフィン、冬季の登山など命懸けの冒険をしたいなら、荒ぶるド本流の野生マスにスペイを打てば良い、かなりの危険が伴うけれど。
でも、ただのスポーツならかなり安全に楽しめる。
スペイオーラマのように国際的な基準があるし、国内にスペイを楽しむ団体がある。
シングルスペイは完全にスポーツ化しているのだ今この現在。
そこに九州から私も入っていく。
オリンピックウィンター競技に南国から参加するように。
私自身がながく楽しめるスポーツを、見付けた気がする。
スペイキャスト、距離も大事だけれど、今はDループの美しさを追求したい。
魚は、機会あればのアミューズメント、急ぐ必要はない。

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