闘う社長の再起編

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脅威、中国の世界支配戦略がまた一歩進む

2015年03月29日 19時02分23秒 | Weblog
最近、中国の提唱するアジアインフラ投資銀行(AIIB)へ参加を表明する国々が
続々と現れて、大変話題になっていますね。

AIIBは、アジア各国のインフラ整備のための資金ニーズに応えるだけでなく
インフラを通じたアジア各国間の物理的な連結性を強化し、
経済発展を支援するというもので、中国の習近平が提唱したものだ。
勿論、中国が純粋にアジア各国への援助を目的にしているわけがなく
中国の世界支配への入り口になる事は間違いない。

アメリカ・日本が主導して、アジア各国への資金援助の為に設立された
アジア開発銀行(ADB)というものが既にある。
米国・日本が警戒しているのは、中国がインフラ投資を通じて、
アジア諸国を取り込み中国の勢力圏づくりにAIIBを利用する事が間違いないからだ。

AIIBへの参加表明した国々にとっては、AIIBであろうがADBであろうが
各国の国益の為に利用できる選択肢は沢山あった方がいいからAIIBに参加する。
とりあえずADBにも参加しているので、日米の顔は立てているから問題無い。

AIIBに参加表明した東南アジアの国々は大歓迎だそうだ。
何故なら、ADBは資金を借りるにもハードルが高く、特に汚職には厳しく、
一度汚職が発覚すると、もう融資が受けられないというような制限もある。
だから東南アジア各国には、ADBよりハードルの低いAIIBは大歓迎される。

ヨーロッパ各国にもメリットがある。
今後、大きな市場となるアジア諸国への現代のシルクロードが整備されれば
大変大きなメリットとなり、その向こうには大きな市場である中国が続いている。
勿論、旧シルクロード各国にもメリットがある、旧シルクロードの再来だ。
それに中国の支配がアジアに及んだところ、ヨーロッパは関係無い。

中国にしてみれば、日本、フィリピン、ベトナムなどとは
様々な領有権問題を抱えているので、早くそれ以外のアジア各国を
経済的にに囲い込みたいところだろう。日米は完全に蚊帳の外というわけだ。

アメリカの影響力低下は、オバマ政権になって著しいように思える。
日本はアメリカの腰巾着の様なものだから放っておいて、
アメリカの影響力が低下した今がチャンスと見た中国に付け入られたのだ。

AIIBに続く中国の世界戦略に対して、日本・米国は世界の経済戦略を考え直さないと
21世紀は中国との大変厳しい経済戦争になりますよ。


今日目についた記事:
 ・債務GDP比を財政再建の新指標に…政府方針
  新しい指標はいいのだが、それより早く政府として財政再建して欲しい

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 全く日本は後手後手なんだから

今日読んだ本:
 今日は読書なし、いや夜に読むかも