闘う社長の再起編

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ネットの普及による社会構造変化と顧客の感性の変化では?

2015年03月09日 20時40分30秒 | Weblog
今日のYAHOOニュースビジネスに面白い記事が載っていました。
マクドナルド、イオンがハマった落とし穴 「ボリュームゾーン不況」とは何か?  いま、この国の経済が大きく変わろうとしている

日本マクドナルドは、1971年に故藤田田氏によって銀座に第一号店を
オープンして以来拡大を続け、2011年12月期には過去最高益を出しています。

ちなみに起業家塾生時代に、藤田田氏の講義を受けた事がありましたが、
ファーストフードで、おいしさを追求したらそうなるのかと感心しました。
それだけに、現在のマクドナルドの凋落はとても残念です。

さて話を元に戻して・・・

経済学や経営学を勉強すると、必ずこの↓グラフを一度はお目にかかります。


この記事では、このサイクルがどんどん短くなり、最も需要が豊富なマス市場
つまりはボリュームゾーンで巻き起こっていると解説しています。

マクドナルドの発表によると、既存店の2月の売上高は前年同月比で
28・7%減で13か月連続で前年割れなのだとか。
これは衛生問題だけでは、これを説明出来ないので、
やはりボリュームゾーン不況と言わざるを得ません。

では何故このような状況がおこるのでしょうか?
正確にそのこたえを見つけるには、十分それを研究する必要があるのですが
私見では、ネットの普及による社会構造変化と顧客の感性の変化だと思います。

特に日本人のように、熱しやすく冷めやすい民族性の場合、
ネットで情報が流れたどっと人が集まり、短期間に集中的に押し寄せる
それに飽きたら、またネットで流れた他の情報で他に集まる、
の短期的繰り返しが起こり、それに適応した人達が増えたからだと思います。

それで、「本当によいものをじっくり味わう」という感性を持った人が
相対的に減ってきたように感じますけどね。
いわば一発屋が、もぐら叩きのように現れては消えるような事になっている。
このような状況は、ますます加速していくものと想像しますね。

こういう時代になると、企業側のフットワークの良さが求められますね。
それも単にフットワークがよいというというのではなく、
予測の良さや、自らブームを作り出す企画力も必要でしょう。

まぁいずれにしても、企業側としては厳しい時代に入ったと思います。


今日目についた記事:
 ・首相の招待排除せず=抗日70年行事「誠意あれば歓迎」―歴史認識でけん制・中国
  あんたらの誠意とは何や?日本も南京大虐殺記念行事をやったら来るか?

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 こうなってくると古典の経営学は本当のただの学問になってきますな