闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

文化そのもの

2011年12月10日 21時19分06秒 | Weblog
今日は寒かったですねー、朝、息が白かったです。
まぁ冬ですから、寒いのは当たり前なのですが、でも寒いものは寒い!

今夜、皆既月食があるというので、楽しみにしていたら
京都の空は、雲に覆われていて、月がどこにあるかもわかりません、
残念ですね~、そうしばしばある現象ではありませんから、見たかったのに・・・

さて、今日のMSN産経新聞に『皇統の生命線は「男系の継承」』という記事が
載っておりました、これは先日宮内庁より「女性宮家」創設の希望が
出てきたことや雅子妃が48歳の誕生日を迎えられたこと受けているようです。

まだわずかに可能性はあるとしても、雅子妃が48歳という年齢になられた
ということは、次の出産というものが遠のいたわけで、このままでは
浩宮に跡継ぎがいない状態になる可能性もかなりある。

皇室典範の皇位継承の順番によると、浩宮の次は秋篠宮、その次が悠仁親王
になるのだが、秋篠宮・悠仁親王とも帝王学を継承しておりません。
つまり将来天皇として即位するだけの準備がなされてないという事です。

とりあえず今上天皇がご逝去されたら浩宮が天皇に即位するまでは良いけれど
その跡継ぎが大変大きな問題になってきます。
愛子内親王が即位する事は可能だと思われます、過去にも推古天皇、
皇極・斉明天皇、近くは後桜町天皇と女性天皇は存在したわけで
現在の皇室典範を少しかえるだけで、抵抗もまだ少ないと思われます。
しかし、これが女系天皇となるとなると話は大きく変わってきます。
その大きな壁となるのが「万世一系」ですね。

私自身、愛子内親王が天皇に即位されるまでは良いと思っています、
しかし女系天皇には賛成できません、それは男女の差別や万世一系
という理由からではありません。
日本は高度成長あたりから、古代から続いてきた様々な文化や伝承を
沢山失ったり、その元の意味からかけ離れた形に変えてしまいました。

それはある意味で仕方の無いことです。
しかし縄文・弥生時代の古代からの儀式を、未だに伝承している所といえば
宮中や地方に少し残っているだけでしかなく、それを後生に伝えるのは義務。
つまり天皇家というのは祭祀の機関であるばかりで無く、文化そのものです。
従って、古代日本からの伝統を1つでも守りたいのであれば、女系天皇という
全く新しい制度を導入すべきで無いと考えます。

例え世の中が、男女平等になったとしても、それは現代の問題であり
現代に生きる人間としての尊厳や権利の問題であって、文化の問題ではない。
男女平等が日本より進んでいる他国においても、こと文化の面においては
未だに明確にその役割が分かれており、それは多くの場合容認されています。
文化というものは、平等などとはかけ離れたところにあって
理屈や原則に縛られたものではないと思っています。
天皇制は、単なる制度では無いことを認識する必要があります。

もし古代からの文化を捨て去る勇気があるなら、女系天皇を認めるのではなく
むしろ天皇制を廃止すべきだというのが私の意見です。
しかしお上に弱い日本国民には、否、神仏を恐れなかった織田信長さんですら
天皇制を廃止する事ができなかったのですから、今のひ弱な日本国民に
そんな勇気はないでしょう?!


今日目に付いた記事:
 ・ネズミは仲間見捨てない…米大学チーム確認
  放射線が漏れて危険な状態にあるのに、同胞を見捨てるのは人間だけだ。
  いや東電と政府と保安院だけか!?これらはネズミ以下やな。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 天皇は国家の象徴である前に祭祀を行う神官であることを忘れてはならない