闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

日本人が甘い

2010年05月22日 20時58分51秒 | Weblog
先日、ある和食店が中国進出を目指しているので、現在行われている上海万博に
まず出店したのですが、その時の苦労話をテレビで話していました。
「契約した日に食材は届かない」「中国人スタッフをしかるとストライキする」
「店の看板は規則で1店舗に1点と決まっているのに、1階の中国料理店は
 3つもだしている」と、日本では信じられない事が起こっているそうだ。

この話を、外国の事情に詳しい知人に話したら、
「そんなの海外じゃぁ当たり前、それに中国は特にひどく、まだ食材なんか
 遅れても届いただけマシさ、そりゃぁその日本人が甘いわ!」と
言っておりました。

日本なら「いついつに食材を持ってきてくれ」というと、
時間丁度に持ってきてくれるのが当たり前で、
それが30分でもおくれようものなら、クレームになっちゃいますね。
「海外では、数十分~1時間程度遅れてもってくるのがヨーロッパや
 アメリカ、その日中に持ってくるのが東南アジアや南米、
 次の日にもってきたり、持ってこないのが中国」だそうだ(知人談)
まぁ海外でも時間通り持ってきてくれるところはあるでしょうが
それを常識だと思っている日本人の方が悪いのだそうだ。

また、日本では「規則を守るのは当たり前」だと思っていますが、
海外では「破って当たり前」なのだそうだ。
特に中国人は「他人が何も言わなかったら、規則は自分自身」なのだそうだ。
だから、たとえば大地震など起こっても、日本では皆が暗黙に
社会や法などのルールを守って行動するから暴動が起こらないが、
海外では、そういう事情だから暴動が起こるのが当たり前だとか。

確かに今年台湾に出張した時に、同行した人が同じような事を仰っていました
「日本人は甘やかされ過ぎています、海外ではもっと自己責任の世界ですよ。
 それに一から十までキチキチしているから、日本へ帰ってくると疲れる」
とも仰っておりました。

そういう日本人気質は、諸刃の剣でもありますな。
一方で、世界一精緻な工業背品が作れる反面、心に余裕がない・・・

以前、台湾に出張した時に「地下鉄の駅に時刻表がない」とこちらでも
書いた事がありましたが、あれは間違いでした!
地下鉄のいくつかの駅には時刻表が設置されているようです、
ただ、誰も見ないので、目に付くところにはおいていないだけだそうです。
多分、日本人なら「もっと見やすいところに!」とか「駅の前側と後側に」
とかのクレームが必ず出てくるでしょう。
そのたびに、鉄道会社側は客にお詫びして、時刻表を見やすく駅の前後に
設置するに違いありません

そりゃぁそんなところにまで、気を回していたらストレスが溜まって
うつ病になったり、衝動的に自殺する人もでてくるわなぁ・・・

私のようないい加減な性格の人間は、キチキチした余裕のない日本社会の中で
ずっと生きていくことは、かなりストレスにはなりますので
海外へ移住したところですが、もう何十年も日本に住み続けていますから
日本社会に適応してしまっているところもありますから、
今更海外の社会に適応するのも時間がかかるし・・・

でもそんな私たちと異なる文化の連中と商売しなければならないんだよなぁー
ホント内需拡大は難しいから、何とか外貨を稼ぐしかないんですよね・・・
中国やインドに続く国々と今のうちから交流しておかないと
その国々が本格的に発展しだすと、現在の先進国同士の競争に加え
中国やブラジル、インドなどBRICS諸国とも競争しなければならないので
競争が始まる前の今がとても大事ですよね。


今日目についた記事:
 ・日米、普天間移設で大筋合意=シュワブ沿岸部、工法は秋に結論―首相23日沖縄再訪
  一体、この半年は何をやっていたんですか、ポッポッポ

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 最近、Twitterで忙しい