闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

自然界のエージェント

2010年05月17日 22時03分38秒 | Weblog
宮崎県では、大変な事になっていますねー、そう口蹄疫。
宮崎牛だけの事だと思っていたら、宮崎牛は松坂牛など、
全国の有名な牛の元になっている牛なので、全国に影響がでるのだとか。
それでも、いつも輸入牛肉しか食べてない私には、あまり関係ありませんけど
口蹄疫ウィルスは、人間への影響は殆どないのだそうだが
牛や豚などの家畜の間では、感染力が強いらしい。

私は、ウィルスは自然界からのある種のエージェントのような
役割を果たしているように思えてなりません。
よく「人類とウィルスとの闘い」とか表現されますが、
最後に勝つのは絶対ウィルスの方だと思いますよ。
奴等、増殖するスピードも進化するスピードも人類の比じゃないくらい早いし
おまけに小さいだけに、何処へでも隠れる事が可能ですからね。

HIVウィルスなんか、自然界のエージェントそのものです。
人類が、手の付いていない自然を破壊したために広がったウィルスですし
西ナイルウィルスなんかも、元々はアフリカのごく狭い地域の風土病にしか
すぎなかったのに、交通の発達で病気も拡大する事になりました。
つまり人類が自然界に挑戦していった結果だと思います。

現在、人類が完全に制圧(撲滅じゃなく)しているウィルスは
天然痘ウィルスだけでしょう?! HIVも西ナイルもエボラも
いえいえインフルエンザですら制圧できていません。
いずれも拡大を抑える事くらいしかできていませんよね。

私は、初めてHIVウィルスの感染方法や増殖方法、そして進化の方法を
知った時に、これこそ完全に近い兵器だと思いましたね。
何しろ体内に入り込んでくる外敵と戦う抗体をまず攻撃してしまうんですから、
インフルエンザウィルスのように、数勝負のような下品さがない。
じっくり抗体を滅ぼしながらじわじわ増殖していくのですからね。
ただ、最終的に宿主を殺してしまうところまで至るのが課題でしょう。

自然科学的に考えれば、いずれ宿主を生かしたまま増殖する共存の道を
選ぶようになるでしょう。 映画的に考えれば、宿主の脳を乗っ取り
他者に感染させるように行動させるというところでしょうか。

でもこれらウィルスの研究結果をいろいろ知ってくると
それが別の分野で、例えば経済活動などにおいて、
成功するヒントが含まれていたりするのが面白いですね。
本当に感染したら死んでしまうウィルスの事なのに、
研究結果を自分の糧にしてしまう人類も、なかなかやりますな

まぁうちの会社も、大企業にとったら殆ど見えないにもかかわらず
ウィルスのように、大企業に大きな影響を及ぼすような企業になったら
それはそれで一つの成功だと思いますな。


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今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 生き残るウィルス企業