3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

妹島和世と西沢立衛のSANAAをみた!

2013-01-20 14:57:24 | 現代社会論
妹島和世と西沢立衛のSANAAを特集したドキュメンタリー番組をみた。

建築界のノーベル賞とされるプリツカー賞を授与し、 昨年末はフランスのルーヴル美術館ランス別館がオープンし世界中から絶賛を浴びたSANAA。

とってもステキだった。
妹島さんと西沢さんというふたりのデザイン。

自然に溶け込む低層のビル、建築で世の中を変えようとしているんだと思った。
二人とも社宅や団地で育ったという。

経済成長を遂げる日本。少女の夢、少年の夢はどのように育まれたのか。

世界に通用するデザインを誇りに思う。

日本女子大学の住居は伝統がある学科である。女性建築士をたくさん輩出している。
横国の建築もそうだ。

住居学という生活文化に根ざした建築を学んだ妹島。そういう考え方がもっとも世界をリードする建築として評価されたのなら、本当に喜ぶべきことである。



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日揮の災難、テロをなくすためにどうするか

2013-01-20 13:38:55 | 現代社会論
テロに巻き込まれた日揮の社員、その家族、本当にお気の毒である。
遠い日本にいて、情報のないなかで、断片的な悲観的な情報が流れるたびに悲痛な家族の思いが伝わる。

日揮は大手のプラント会社で、工学部を出た技術系の優秀な人が就職する会社だ。
家族とはなれ、何年も現地でプラントを作る仕事に従事し、苦労が絶えないが、それでも日本の技術を途上国でという強い思いを持つ人が多い。

テロをなくさなければならない。
テロを生み出す貧困の撲滅、政治情勢の安定のために日本ができることはなにか、あらためて考える。
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渡辺淳一の「私の履歴書」は気分が悪い話の連続である

2013-01-20 11:47:20 | 女性の地位
渡辺淳一の小説をまともに読んだことはない。
しかし、私の履歴書を読んでいる限りでは、古いタイプのただのセクハラ医師であり、まったくもって胸糞悪い。

医療の現場では、医師は男で、看護師は女、という権力構造で成り立っていて、そういう構造を打破しようとして多分看護「婦」たちは闘ってきたのだろう。しかし、渡辺みたいな医師がいると職場の雰囲気が悪くなって本当によくない。

現在では、女性医師が増え、男性の看護師もわずかながら存在するようになり、だいぶ、空気も変わっているように思える。が、ああ勘違い医師は殲滅されたというわけではない。何やっても言っても許されるというような殿様気分の医師という空気は完全に払拭されているとは言えない。

今の職場では、人事権をもっているような特定の男性職員が、特定の女性職員と常に仕事をするというようなことはなるべく避ける。
男女、入り混じって、それぞれチームでよい仕事をしようという雰囲気を作らないと、ジメジメした男女関係なんかが入り込んだ日には血を見ることになるから避けなければならない。そういう状況だと、だいたいよい仕事ができないものである。

医療でもどこでも同じだ。

しかし、前述のようにああ勘違い男がいて、つい「美人」で「若くて」「仕事ができる」ように見える特定の女性を引き上げたりすると大変である。
女性の多い職場では特に成り立たないのである。いかに平等に扱うか、そこに細心の注意を払わなければ管理職とはいえない。

渡辺淳一は医師として職場の特定の看護婦と親交を結び、この女性を妊娠させ、しかも臆面もなく中絶させたと書いている。むちゃくちゃだ。胸糞悪い。
この女性は読んでいるのだろうか。公然の秘密だったと書いてある。記事を読めば関係者はすぐに察するだろう。
そんなことを新聞に書く神経、どうかしている。
多分、何年も経った今でもその女性の傷は癒えていないだろう。分かっているのだろうか。著名な作家だから許されるとでも思っているのだろうか。

小説であれば許されるだろう。しかし、私の「履歴書」なのだ。
書かれた女性はさぞや傷つき、いたたまれないだろう、と思うと、読んでいるこっちまでも傷つく。

「・・・・ともかくその日、わたしは彼女のアパートで待ち、堕ろしてきた彼女に「ごめんね」といって、抱き締めた。・・・」
女性は次にどのような行動にでたのか、昭和30年代か40年代初頭の話だ。女性はだまって引き下がったのだろうか。
なにがごめんね、だ。私だったら「ふざけんな」といって男をぶん殴るだろう。

こんなことを掲載する日経の見識も疑いたくなる。
私の履歴書と言う名のあやしいエッセイというつもりなのだろうけれど。

もっとも嫌いなタイプ、絶滅して欲しい男のタイプである。

PS 私が職場の上司だったら、早期にふたりを別の部署に異動させるだろう。同じ職場で親密な男女が仕事をすると他の職員の士気が落ちるからである。いちいち男女の仲になっていたのでは、まともな仕事はできない。公私混同甚だし。男女雇用均等法を貫徹するには私情を持ち込まず、男も女もfairなルールで働くことが前提である。

コメント (12)
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