3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

フランス大統領選 自国第一ならなおのこと、EUの枠組みを維持すべきなのである

2017-04-25 15:08:42 | 現代社会論
マクロンとルペンの決選投票となった。
保護主義かグローバルゼーションかなどと何かと対立軸でとらえられている。
しかし、ことはそう簡単ではないのである。

グローバルゼーションによって富める層がうまれ、それに乗り遅れた人々は貧困化した。
しかし、だからといって、保護主義をとり内向きになったらもっと悲惨な経済状況になることは明らかではないだろうか。
人やモノが世界を行き来するという経済システムに背を向けてやっていけるはずがないのである。問題は、そこから取り残された人々や地域に目を向け、どう支えるかという話になる。
グローバルゼーションを是としつつ、負の部分の改善のために強い政策が必要である。
新たな富める層がどれだけ、乗り遅れた人々や地域に目を向けられるか、そいういう政策がうてるかどうか、そこが問題だろう。

今更保護主義をとってしまったら、にっちもさっちもいかなくなる。激しくものが動いている時代に、内向きになっても、激しい川の流れをせき止めることはできず、反作用がでてしまうだろう。
つまり、グローバリゼーションのなかで自国第一と考えるのであれば、グロ-バリゼーションを否定するのは自殺行為であり、自国を大切に思えば、他の国と仲良くする、移民の人々も同じように尊重するに限るのである。

イギリスを見よ、かつての大英帝国はEU離脱によってもたらされる負の側面に苦しんでいる。
斜陽のイギリス経済になりつつある。かつての大英帝国のプライドをかざして、強気にふるまっても、行き場を失って困っているのは明らかである。
メイ首相が鬼の形相で演説したところでEUにいたころの恩恵にはもう浴することはできないのである。それにしてもメイ首相って、なんで赤い口紅をべったりつけて、ヒョウ柄の靴はいて演説するんだろうね。センスないよね。

デマゴーグに乗せられて離脱したイギリスの愚かな所業、救いようがない。総選挙でも何でもやってくれていいが、だれもその結果に興味はない。

フランスはそれをどれだけ理解しているかわからないが、他山の石とし、ここはやはりマクロンでいくしかないだろう。
間違ってもルペンにしたら大変である。
極右はグローバルゼーションによって取り残された不満分子を吸収しているようだが、極右の保護主義の内向きのやり方では、経済は立て直せず、内憂を外国人排除と侵略によって活路を見出すことになるだろうから、これこそ、世界を不安定化させてしまうことになるのである。


どうせ、変革しフランスを前進させようっていうのなら、思い切り新しいやり方がいいに決まってる。
39歳のマクロンに一票いてれみたくなる。
63歳の妻というのが彼の非凡さ?を象徴している。っていうか、トランプの妻は20歳違いで何も言われないのに、逆だといわれるのは、ジェンダーバイヤスだよね。
男の場合は20歳離れた妻は理解するがその逆はあれこれいわれるって頭にくるのである。

マクロン、その非凡さに賭けてみたくなるのである。
EUの結束を強くしヨーロッパの安定化をはかることによって、世界が安定することを強く望むのである。

翻って、日本はだらしないったらありゃしない。
日本の総理夫人?夫の政治的アドバイザーになれるのだろうか?無理だよね。100万円渡したとか、そんなあほな。
森友学園問題で総理は辞職し、清算し、体制を刷新すべきではないだろうか。
アジアの安定を作り出すために頭を使える、知恵を絞る、そんな総理とその夫人でなければね、と思うのである。

しかし、いったいだれがいるというのだろうか。
腐っている日本の政治、このままではいけないとおもうのである。
日本にはマクロンみたいなのは育たないのだろうか。
都議選をみればわかるよね。若いのといっても???だしねえ。




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2017.4.25 バルコニー便り 羽衣ジャスミンの香りは恋人たちの時間

2017-04-25 14:41:55 | 日記
バルコニーの小手毬がたくさんさいている。
下からみるより上からのほうがきれい。
だから、首を垂れてさくのだろうか。
夕べ、こっそりカーテンの陰からみてみたら、暗闇のなかで、真っ白な花が浮き出るようにして咲いていた。
夜昼なく、さいているんだね。八方に枝を伸ばし風にそよぐ小手毬は本当に風情がある。

紫陽花の葉が重なっているその奥をみると小さなほんの小さな蕾がある。紫陽花が主役になって咲くのはまだまだ先だが、もう、小さな蕾がついている。

桔梗はどんどん大きくなっていて、すっかり葉も出てきた。あんなにタフな茎なのに美しいブルーの繊細な花が咲くのかと思うと、そのギャップが面白い。

ダリア、これもものすごくごついやつがでてきた。
秋までまだ間があるが、毎日ぐんぐん伸びていくのだろう。

いつのまにか、蜂がやってきた。

羽衣ジャスミンの花が咲きそうだ。
赤い細長い蕾、でも、花は白くて可憐なもの。
ジャスミンはほのかに香る。
真夜中にジャスミンがほのかに香ると悩ましいものである。ジャスミンの香りのなかでラフマニノフのピアノトリオかなにかをかける。
恋人たちの時間にはピッタリである。男が女の髪にジャスミンの花を挿すとまるで映画のシーンみたいである。







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悲壮な時代に カレーラスを聞く

2017-04-25 12:36:14 | 音楽ノート
今日は、なんとなく、カレーラスの声が聞きたくなって、José Carreras:Passion を聞いている。
情熱的なカレーラス。
もうすっかり年をとってしまったのだけれど、往年のカレーラスはハンサムとはこういうものだというくらいまぶしいイケメンだった。
で、Close to Me (After the third movement of Brahms' Symphony No. 3)とかIf Tomorrow Comes (After the Largo from Dvorák's Symphony No. 9)、Panis angelicusなんか聞いて、うっとりしてしまう。
それがなんとも美しく、ほんと細やかな歌い方、上手なのである。さすがにカレーラス。

どんなときでも音楽は私たちを励ましたり、悲しみの淵から引き戻してくれるものである。




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2017.4.23 バルコニー便り どのようにして世界の安定化をはかればよいのだろう

2017-04-23 17:53:32 | 日記
フランス大統領選の結果が気になる。
北朝鮮、アメリカ、中国、ロシア、韓国、日本、膠着状態

戦争っていうのは、ボタン一つで始まる。
そこまでいかないように早くから手を打つべきだが、そうはいかない。
で、気が付いた時には、最後のボタンが押されるか、どうか、という段になっている。
もう、一般市民はどうすることもできない。
手をこまねいているだけ。

その無力感

今日は、風が強い。
冬にお世話になったダウンを洗って干した。
強風にあおられ飛んでいきそう。

小手毬が咲いた。真っ白い小さな花の集合体
最初は茶色いんだが、それが咲いていくと白い丸い花になる。

赤いゼラニウムが咲いている。一度、だめになったのだが、春になって復活した。赤い本当に赤い花を一つ二つつけている。

楓も梅も、そしてそこに羽を休めにやって来る鳥たちも、いつものサタデイー。
なのに、次の瞬間、核に滅ぶかと思うと、平和というもののはかなさ、を感じるのである。

あの悲惨な戦争がおわって、70年以上たち、我々は、もうすっかり乗り越えたと思っていた。しかし、そうではなかった、と愕然とする。
戦後に生まれ、もっとも平和な時代を生きたと思っていたのは幻想にすぎなかった。

そう幻想だったんだよ。

安倍内閣はまちがっていたし、トランプ政権になったこともまずかった。
一度、世界は不安定化してしまったら、安定化させるのにどれだけのエネルギーが必要だというのだろうか、と思うと絶望的である。




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どうしようもない大臣たち 謝って済むなら警察いらないよね

2017-04-18 12:49:05 | 現代社会論
総理大臣もどうしようもないが、さらに大臣たちも地の底みたいな連中ばかり

先日も学芸員への侮辱というか学芸員の仕事を全く理解していない発言があった。で辞職するかと思えば、謝って終わりにするという。
普通、やめるけどね。ご免で済むなら警察いらないって、子どもだっていうとおもうけど。

大臣なんていっても資質に欠ける輩ばかり。一般の人より非常識の人たちばかり。

その前は山村の福島の自己責任発言、その前は長靴発言、
パンツ泥棒もいて、本当に地底内閣。

何たるテイタラク!

わざわざ無能でどうしようもない人を選んでいるのかと思えてくる。
総理大臣は、自分が大したことないので、それより低い人材、なんでもいうことを聞いてくれそうな人材となると
ここまでレベルを落とすことになるのだろうか。

日本にかぎったことではない。
アメリカの報道官も地の底みたいな人

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<米報道官>「化学兵器、ヒトラーも使用せず」失言で陳謝

04月12日 10:41毎日新聞


 【ワシントン高本耕太】スパイサー米大統領報道官は11日の記者会見で、シリアの化学兵器使用を巡り「ヒトラーさえも、自国民に化学兵器を使用することはなかった」と発言した。シリアのアサド政権の残虐性を強調する狙いだったが、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺の軽視とも取られかねない発言に批判が上がり、スパイサー氏はすぐに陳謝に追い込まれた。

 ナチスは欧州各地で計600万人以上を組織的に殺害したとされる。ポーランドのアウシュビッツ強制収容所ではユダヤ人をガス室で殺害した。

 会見で発言の真意を問われたスパイサー氏は「アサドのように(戦闘行為で)化学兵器を使わなかったという意味だ」と説明。会見後には「ホロコースト(大虐殺)の恐ろしさを過小評価する意図はまったくない」との声明を発表したが、発言が大きく報道されると、CNNテレビなどに自ら出演し「不適切で無神経な発言だった。おわびする」と述べた。民主党下院トップのペロシ院内総務は声明で「大統領はスパイサー氏を解任すべきだ」と批判している。

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なにもかもみちゃくちゃ
アメリカも同じか、
どうなっているのか、世界には見識というのはないのだろうか。
歴史も何も知らずに報道官をやっているのだろうか?

日本も同じである。

安倍内閣の支持率が低くならない、というのはどうなのだろうか。
本当なのだろうか。
調査の方法がまちがっているのではないだろうか。

自民党にだって、まともな人はいるだろうに。
安倍内閣をやめても、もっといい内閣を自民党でやれると思うが、どうだろうか。

長期政権というのはやはりよくない。
利権が集中しやすく、どうしようもない腐敗した政治がはびこってしまうから。
森本学園、加計学園・・・、結局、長期の安倍政権がゆえにおきた問題であり、腐敗した日本の政治を改めるには安倍政権を崩して、自民党でよいから、改造するしかないだろうに!


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