日テレの低レベルのドラマ、いやだが仕方なく見た。
みないことには批判できないと思うから。
オリバーツイストとジェーンエアとハイジをまぜこぜにして、児童養護施設を戦前期の孤児院のイメージで扱っており、しかも、細部に今日的差別的表現が織り交じっているドラマ。不快である。
子役の演技力で押し切ろうとしている。
お局や更年期ということばが非常に差別的に使われていて、不快極まりない。
子役にこれらの言葉を言わせることによって、差別性を隠蔽しているだけで、これは、本当に不快である。
しかも、グループホームの施設長は、パワハラ男で、こんなのがいれば、虐待ですぐにとっつかまるのがいまの養護施設だ。にもかかわらず、こういう施設長がいるようにみな錯覚させるような内容で、これもまた不快である。
子どもたちはおびえていてありえない設定。
児童相談所の職員も、暗い過去があるらしいが、実際は、神奈川県の児童相談所の職員ともなれば、非常に高いレベルの専門性を求められるから、すくなくとも早大や上智あたりの社会福祉系の学科を出ているはずで、ドラマの女優の雰囲気はかなり現実と乖離している設定。
トラウマをかかえているような職員がこういう職に就くことはないはずである。
結局、脚本家も演出家もみな、戦前期の慈善事業の時代の孤児院のイメージでドラマをつくっているので、だから、現在、児童養護施設などで働く職員から猛反発を食らうのである。
この19世紀的発想、100年遅れた感覚のこのドラマをどうしても受け入れられない。
さらに、前述のようにお局やら更年期やら、無垢な子役に語らせ視聴者の神経を逆なでするような設定はこれまた受け入れられない。
表現の自由とかそういう次元でなく、無知な脚本家と演出家による乏しい福祉知識、事実誤認をベースにしたドラマであり、マスメディアで垂れ流すという傲慢な行為以外のなにものでもない。それに気づくことができないようで、問題の深刻さを認識できないというのはこれはもう罪の境地だろう。
日テレのドラマ作りの力のなさ、それだけならよいが、これは害毒であり、有害な情報を垂れ流すドラマである。
公害である。
みないことには批判できないと思うから。
オリバーツイストとジェーンエアとハイジをまぜこぜにして、児童養護施設を戦前期の孤児院のイメージで扱っており、しかも、細部に今日的差別的表現が織り交じっているドラマ。不快である。
子役の演技力で押し切ろうとしている。
お局や更年期ということばが非常に差別的に使われていて、不快極まりない。
子役にこれらの言葉を言わせることによって、差別性を隠蔽しているだけで、これは、本当に不快である。
しかも、グループホームの施設長は、パワハラ男で、こんなのがいれば、虐待ですぐにとっつかまるのがいまの養護施設だ。にもかかわらず、こういう施設長がいるようにみな錯覚させるような内容で、これもまた不快である。
子どもたちはおびえていてありえない設定。
児童相談所の職員も、暗い過去があるらしいが、実際は、神奈川県の児童相談所の職員ともなれば、非常に高いレベルの専門性を求められるから、すくなくとも早大や上智あたりの社会福祉系の学科を出ているはずで、ドラマの女優の雰囲気はかなり現実と乖離している設定。
トラウマをかかえているような職員がこういう職に就くことはないはずである。
結局、脚本家も演出家もみな、戦前期の慈善事業の時代の孤児院のイメージでドラマをつくっているので、だから、現在、児童養護施設などで働く職員から猛反発を食らうのである。
この19世紀的発想、100年遅れた感覚のこのドラマをどうしても受け入れられない。
さらに、前述のようにお局やら更年期やら、無垢な子役に語らせ視聴者の神経を逆なでするような設定はこれまた受け入れられない。
表現の自由とかそういう次元でなく、無知な脚本家と演出家による乏しい福祉知識、事実誤認をベースにしたドラマであり、マスメディアで垂れ流すという傲慢な行為以外のなにものでもない。それに気づくことができないようで、問題の深刻さを認識できないというのはこれはもう罪の境地だろう。
日テレのドラマ作りの力のなさ、それだけならよいが、これは害毒であり、有害な情報を垂れ流すドラマである。
公害である。