2013年2月10日23時01分 読売新聞から
ほぼ寝たきりの妻を自宅で殺害したとして、福井県警福井南署は10日、福井市運動公園1、無職辻谷国雄容疑者(71)を殺人容疑で逮捕した。容疑を認めている。
発表によると、辻谷容疑者は同日午前0時から同1時30分頃の間、妻の美千代さん(70)の首を絞めて殺害した疑い。辻谷容疑者宅は長男夫婦や孫らと8人暮らしで、当時、ほかの家族は寝ていた。
近所の人の話によると、美千代さんは約1年前、病気でほぼ寝たきりの状態になり、辻谷容疑者が昨夏頃に警備員のアルバイトを辞めて介護していた。「世話が大変で、疲れている」と漏らしていたといい、同署は詳しい動機を調べている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
痛ましい。
70歳になるまで、夫婦いっしょに手をたずさえて、働き、子どもを育て、やってきた。
夫は70歳になっても警備員として働いてきたが、妻が寝たきりになって仕事をやめて介護に専念していた。
同居の長男夫婦や孫もいた。が、だれも容疑者の苦悩を理解していなかったのか?
どちらにしても、家族がいてもいなくても要介護の高齢者の世話を身内がやることは大変なことなのである。
地方だととくに介護は身内でと当事者も周辺にいる人もみなそう信じているから、外部のサービスがきちんと入って本人とその家族を支えるのは難しいことがよくあるそうだ。
家族ですべての問題を解決するというのが生活習慣となっていて、外部からサービスが入るのには抵抗があるのだろう。
この事件の詳細はわからないが、
とにかく、介護担当の家族は外部サービスを適度に利用しよう。
家族で全部やって燃え尽きるより、サービスを上手に利用してよい関係を維持しつづけることが一番大切なことである。
介護は重労働、心身ともに疲れるもの。
人生の最期になって、夫が妻を殺害するとは、なんて不幸なのだ。
これは、社会サービスが適切にこの家族をささえていなかったことによる社会的に作られた殺人である。
ほぼ寝たきりの妻を自宅で殺害したとして、福井県警福井南署は10日、福井市運動公園1、無職辻谷国雄容疑者(71)を殺人容疑で逮捕した。容疑を認めている。
発表によると、辻谷容疑者は同日午前0時から同1時30分頃の間、妻の美千代さん(70)の首を絞めて殺害した疑い。辻谷容疑者宅は長男夫婦や孫らと8人暮らしで、当時、ほかの家族は寝ていた。
近所の人の話によると、美千代さんは約1年前、病気でほぼ寝たきりの状態になり、辻谷容疑者が昨夏頃に警備員のアルバイトを辞めて介護していた。「世話が大変で、疲れている」と漏らしていたといい、同署は詳しい動機を調べている。
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痛ましい。
70歳になるまで、夫婦いっしょに手をたずさえて、働き、子どもを育て、やってきた。
夫は70歳になっても警備員として働いてきたが、妻が寝たきりになって仕事をやめて介護に専念していた。
同居の長男夫婦や孫もいた。が、だれも容疑者の苦悩を理解していなかったのか?
どちらにしても、家族がいてもいなくても要介護の高齢者の世話を身内がやることは大変なことなのである。
地方だととくに介護は身内でと当事者も周辺にいる人もみなそう信じているから、外部のサービスがきちんと入って本人とその家族を支えるのは難しいことがよくあるそうだ。
家族ですべての問題を解決するというのが生活習慣となっていて、外部からサービスが入るのには抵抗があるのだろう。
この事件の詳細はわからないが、
とにかく、介護担当の家族は外部サービスを適度に利用しよう。
家族で全部やって燃え尽きるより、サービスを上手に利用してよい関係を維持しつづけることが一番大切なことである。
介護は重労働、心身ともに疲れるもの。
人生の最期になって、夫が妻を殺害するとは、なんて不幸なのだ。
これは、社会サービスが適切にこの家族をささえていなかったことによる社会的に作られた殺人である。
実際、この時夜中ですが首を締めた凄い声も近所の家に響きました。自宅二階で寝ていたと証言する家族が聞こえなかった訳がありません
2ヶ月位後には当人は自宅に戻って来て、今も元気にジョギングやらを殆ど毎日元気そうに楽しんでおります。死人にくちなし…色々考えさせられる事件です