3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

男の気持ち(毎日新聞)を読んで憤る:名古屋の保育園長の保育士への虐待に近い扱い

2018-02-28 12:37:28 | 女性の地位
2018.2.28の毎日新聞 男の気持ちの記事に胸がつぶれる

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結婚して8カ月、今年の1月に妻の妊娠がわかりました。妻は保育士で、とても忙しい園に在籍しているため、不安で浮かない顔をしていました。


 妻の保育園では、結婚の時期、妊娠の順番まで園長に決められていて、「先輩を追い抜くことは駄目」という暗黙の了解があるようでした。不安な表情の妻を見ていられず、私は妻と一緒に園長先生に頭を下げに行きました。「子どもができてすみません」

 園長は渋々認めてくれたものの、翌日から妻に対して「どうして勝手にルールを破るのよ」と、つらい言葉を投げかける日々が続いています。妻は激務の仲間のことを考え、肩身の狭い思いでいます。今回、計画的ではなかった私たちにも非があるのは重々わかっています。しかし子どもを産む順番が決められ、それを守ることは一体誰のためになるのでしょうか……。

 保育士は、皆さんが仕事に行っている間、他人の子どもを預かり、親に代わってしつけや作法を教えています。行事のために多くの仕事や作業を家に持ち帰り、時にはサービス残業をして、土、日曜日に働くこともあります。残業代も出ない給料で、やりがいのためだけに他人の子を育てます。

 保育士は、自分の子を犠牲にしてまで他人の子どもを育てます。保育士は、日本の将来を担う子を育てる尊い職業です。

 私は、そんな妻を尊敬し、応援しています。子どもを育てる職業がこんな環境であるこの国は子育て後進国です。

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保育と介護は人が足りない。
だから、だれかが妊娠して産休育休なんかになったら、仕事が回らなくなる。それが現実だ。
だから、保育士や介護士は自由に子どもも産めない、ということになる。
ひどい話だ。
子育て後進国だ。
子どもができてすみません、と夫婦で園長に謝る?これは異常である。
園長出てこいといいたい。
ひどい話である。
保育士は子どもを自由に産み育てることは許されないのだろうか。
これは、名古屋だけの話なのだろうか。
都内はどうなのか。
埼玉では、昔、20年ぐらい前、同じような話を聞いたことがあるが、今はどうなのだろうか。

こんなことしていたら崩壊するよね、日本が。

子どもの姿が街中からなくなってずいぶんたつ。
どこでも高齢者ばかりである。
高齢者だってこれまで働いてきたのだから大切にしたいと思うが、こう子どもが少なくては、街の活気は失われていくことは必至。

保育士や介護士を大量に雇用し高い賃金を払うべきである。アルマーニの標準服に8万円払う余力があるなら、税金をそういうやつらからうんと徴収して、保育士や介護士の人たちの報酬にあてよう。子どもを生んで働いてくれる若い夫婦、高齢者介護に携わって日本の高齢化社会を支えてくれている介護士の人たちを支える強固な仕組みが必要である。それ以外に日本が生き抜いていく道はない。子どもに贅沢をさせる金があるなら、使い道を考えるべきなのである。
われわれはお金の使い道を誤っているのである。
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金子兜太 追悼  

2018-02-22 12:25:09 | 現代社会論

金子兜太が2018.2.20亡くなった。
朝日新聞が報じた内容が一番心にしみた。
俳句はジャーナリズムだというそのスタンスが素敵だ。
「水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る」の句に涙がでる。
「戦さあるなと起きて花野を歩くなり」2017年秋の作品だそうだ。
最後まで戦争のない時代を求めて俳句にとりくんでいた、本当の俳人だと思う。風流な俳句、社会を忘れた俳人が多いこの時代に気骨のある最後の俳人だったと思うのである。
東京帝国大学の経済学部を卒業して日銀に勤務したが、その後海軍主計中尉としてトラック島に赴任。捕虜の生活ののち、戦後、日銀に復帰したが組合運動をして日銀で冷や飯だったという。暇なので俳句がたくさんできたとどこかに書いてあった。東京帝大の経済学部は、法学部から独立してできた学部だが、リベラルの巣窟であった。出世などより社会の問題にどう接近し解決していくか、経済学を学ぶものの基本は貧困の撲滅だった。それが経済学部の真髄だった。金子兜太の死を心から悼む。

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俳壇の長老で、戦後俳句を代表する金子兜太さんが20日、亡くなった。98歳だった。埼玉県熊谷市の病院に2月上旬から入院していたが、長男真土(まつち)さんとその妻に見守られて静かに息を引き取った。真土さんは「この年まで現役で俳句を詠みつづけ、よく頑張りましたね」と声をかけて頭をなでた。


 金子さんは「俳句にも社会性が必要」と同時代の思想や時代背景を積極的に詠み、時に実験的な手法も用いて俳句の革新を試みた。一方で、民衆の心をうたう詩として普及につとめた。悲惨な戦争の体験者として不戦を訴え続け、晩年まで政治や国際情勢に関心を抱き、きな臭くなる社会の行く末を案じていた。

 力強い作風の原点には、海軍主計中尉として赴任した南洋・トラック島での戦場体験があった。

 「水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る」は、15カ月間の捕虜生活を終え、日本へ帰る船上で作られた。戦争がない世の中をつくり死者へ報いるという決意は、「朝はじまる海へ突込む鷗(かもめ)の死」「彎曲し火傷し爆心地のマラソン」など初期の作品から、近年の「左義長や武器という武器焼いてしまえ」にまで一貫した。

 2011年3月の東日本大震災後は、東北への思いも深めた。被災地の復興を気に掛け、震災関連の句に目をとめては「新聞の俳壇欄はジャーナリズムだ」と言い続けた。安全保障関連法案への反対が広がった15年には、旧知の作家澤地久枝さんに頼まれて揮毫(きごう)した「アベ政治を許さない」のプラカードが、全国のデモの現場で揺れた。

 1987年に朝日俳壇選者に就任して以降、毎週約5千の投句の全てに目を通し、新しい表現や詠み手を積極的に発掘した。好奇心旺盛で、17年夏には埼玉県の「原爆の図 丸木美術館」を記者と訪れ、受けた感慨を句に詠んだ。

 17年秋の朝日俳壇・歌壇全選者による歌仙(36句の連句)イベントにも参加した。イベント当日は欠席したが、「戦さあるなと起きて花野を歩くなり」と力強い発句を詠んだ。明るく親しみやすい人柄で、俳句以外の分野の人々とも交流を深め、世代を超えて慕われた。(小川雪、田中正一)

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金子兜太が揮毫したアベ政治を許さない、再掲したい。
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泰明小学校の勘違い校長と親によるアルマーニ標準服 ここまでバカなのか

2018-02-20 12:40:55 | 現代社会論
自由と平等と平和を教えるのが小学校の教育の真髄であると思っている。
ほかの子とは違うことを見せびらかしたい、もっとも低俗な発想のアルマーニ標準服である。
子どもも親も校長も勘違いとしかいいようがない。
というか、自分たちのやっていることが無教養な行動であることに気がつかないのだろうか。
ブランドのバックをもちブランドの洋服を着て、子どもをペットのようにブランド服に身を固めて、銀座にある小学校、公立小学校に通わせるその親の顔が見たいものである。

ファッションのセンスは小学校時代の標準服がアルマーニだと身につくのだろうか。
バカいってんじゃないよ。

こういう校長に税金が使われ、60歳過ぎても働かせている東京都教育委員会の見識もどうかと思う。都民としては絶対に許せない。
かつて東京都教育委員会といえば、リベラルの巣窟みたいなところだったのになあ。
これじゃあ、まともな子どもが育たないのはよくわかるよね。

高いとか買えない人がいるとか、そういう問題じゃなくて、そもそもアルマーニというブランドの高額な標準服を着せることがどんな意味があるのか、議論したのだろうか。
アルマーニの服を買える余裕があったとしても、子どもの標準服としてふさわしいかどうか。ちょっと考えれば、あまりにもばかばかしい行為であることが明白である。それがわからない校長と保護者、その価値観に反吐がでる。



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ピョンチャン五輪も佳境である 男、女などにこだわらず自由に生きる

2018-02-18 12:09:07 | 日記
ピョンチャンオリンピック、高梨銅でとにかく表彰台に上がってよかった。
やはりまだ子ども。国中のプレッシャーに押しつぶされそうでいつもかわいそうだとおもっていたが、とにかくこれで、やっとメダル獲得の重圧から解放されたので、本当に良かったと思う。
日本に帰ってきて、お母さんの姿に喜んで泣きながら走り寄った姿をみて、抱きついていた。それまで緊張の連続だったのだろうな、相当な重圧だったのがやっとほどけたのだと思うとお疲れさんといったあげたい。

そして、羽生。こちらもケガで無理なのではないか、とか、あれこれ憶測が飛んでいたが、どうして、すべての重圧をはねのけで最高のパフォーマンス。
一日目のショートはショパンの曲と演技がぴったりで技術的にも完璧で、感動した。
二日目はフラフラな状態であったが、なんとか持ちこたえ、これまでの実績もあり、堂々の金だったと思う。

2度の金などという偉業も加わって、とにかく世界がその実力と集中力、運の強さに賞賛している。
筋肉質ではないのに、なぜ、あのようなパワフルなジャンプができるのか、なぜ、あのような柔軟なしなやかな表現ができるのか、わからないが、天性のものに努力が加わって、ゴールドメダルに至ったのだろう。

浅田真央はショートで大失敗して、フリーで高得点とたたき出したが点が足りず、メダルを逃したが、そういうことは羽生はしないというところが、すごいと思う。そつなくどんな状況でも仕事をやりぬくという集中力が備わっているのだろう。

宇野昌磨はこれから花開く人材なのだろう。
でも、羽生とはまったく異なったキャラクターであるので、星飛雄馬みたいな筋肉トレーニングしているのだろうかと思うような体型である。
別の意味で期待したい。

羽生は50年に一人の逸材なのかもしれない。

ジェンダーを超える時代にぴったりのスケーターである。

フランスのペア、アニシアがパートナーを持ち上げたころから男女の境目がなくなっていった気がするが、2018年の羽生の金は、もう男らしいとか女らしいとかそういう枠を超えて芸術性を追求する時代になっていることを示しているのではないかと思わせる。時代が羽生を生み出した。時代の申し子羽生結弦なのだろう。

あとは、カーリングなんかだらだら見ていたりする。日本女子の粘り強さに期待したい。
ノルウェー男子のパンツが楽しい。
黒いパンツでやる必要はないのだから、ノルウェーみたいなパンツも日本男子もトライしてみてもよいのではないだろうか。
おしゃれは女子のものではない時代がとうの昔からきていることはわかっていたが、ピョンチャンははっきりとそういう時代がスポーツの世界、本来、マッチョな文化のスポーツの世界にも浸透していることを改めて感じさせてくれている。世界にこの雰囲気が伝わり、もっと自由に生きよう、勘違いして、権力を振りかざし、武力、銃にまかせる男の文化はもう時代遅れだということをみんなが認識するとよいと思うのだ。








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