3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

五輪エンブレムの白紙撤回を要望するー審査の過程を明らかにしてほしい  3 出来レースだったのでしょう

2015-08-30 11:59:03 | 現代社会論

ますます混乱する五輪エンブレム盗作騒動である。
嘘を重ねればますます嘘が塗り固めれらもうにっちもさっちもいかない状態に陥るのは世の常。
あまりに利害がからみすぎ、このエンブレム問題をつまびらかにするととんでもない社会問題になり五輪なんてふっとぶぐらいのスキャンダルに発展するので、ここで食い止めることを考えているとしか言いようがない。

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東京都内の大会組織委員会のオフィスで開かれた記者会見。グラフィックデザイナーでエンブレムデザイン審査委員の永井一正代表(86)と大会組織委の武藤敏郎事務総長ら3人が出席した。「大会エンブレムの決定経緯をつまびらかにご説明させていただく」

 朝日新聞が永井代表を独自取材し、選考過程を報じてから2日。組織委は、永井代表ら8人の審査委員が104点の応募作品から佐野研二郎氏(43)の作品を選んだ昨年11月以降の経緯を説明した。

 選考は作品の作者名がわからない状態で進められた。佐野氏の元々の応募作品はアルファベットの「T」を強調し、三角形が上部に、赤い丸が右下に配置されていた。国際オリンピック委員会(IOC)と組織委が世界の商標を調べたところ、「若干類似する作品が見つかった」という。

 このため、組織委は佐野氏に作品の修正を依頼。今年2月初旬ごろ、佐野氏が示した最初の修正案は大きな円を中心に置き、赤い丸を右上に移動させたデザインだったが、「躍動感が薄まった」として組織委は再度、佐野氏に修正を依頼。4月、いまのエンブレムになったという。
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朝日新聞社
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まったくこんな説明で大人の社会で通用すると思っているのだろうか。
あまりにも稚拙な弁明。

普通だったら類似する作品が見つかった時点でアウト。別のものを選ぶだろうに。
にもかかわらず、佐野作品にこだわるのは、どういう理由からなのか。
「出来レース」で決まっていたのに似ているのがみつかったので、加工したのだろうなあ。

そうしたら、またまた、似ているのが見つかってベルギー国立劇場からいちゃもんつけれらた。


やめてほしいのである。

世界陸上でもスポンサーのスタンスが明らかである。
キャノン、パナソニックは、佐野のエンブレンムは使っていない。
さすがに世界のキャノン。パナソニックである。危ないエンブレムは使わないほうがよいと判断したのだろうか。

JALは使っている。ここに企業としてのスタンスが見えてくる。
不買運動にも発展しそうな気配のエンブレム騒動である
NHKは国営企業だからなのだろうが、使っている。情けないのである。
視聴料とっているのだから、政府のほうばかりみていては視聴者は逃げていくのである。
NHKよ。エンブレムに批判的な国民は見ているのである。フェアである企業はどこなのか。



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大阪府寝屋川市の中学1年の痛ましい事件

2015-08-25 16:00:34 | 現代社会論

大阪府寝屋川市の中学1年の子どもが殺されてしまうという痛ましい事件。

夜の街を徘徊する中学生。こういう子どもたちは決して少なくないのだろう。
ずいぶん昔のことになるが、夏休みは夜の街に中学生や高校生が浮かれて遊んでいるので、補導というシステムがあり、学校の先生やPTAのおじさんおばさんが街を巡回していた。もう、そういうことはやらなくなったのだろうか。人手が足りずやりきれないのかもしれない。のどかな時代だった。学校がまだ地域で役割を果たしていた時代。
余談だが、昔、小学校のプールに夜、大人が入りに来るというので、監視するために先生とPTAが見張っていたことがあった。今となっては懐かしい。

だいたい、夏休みなどなくてもいいのではないかと思ってしまう。毎日学校に行く生活が崩れる。いじめられている子はいやかもしれないけど。

小学生中学生そして高校生、親は働いているし、日中、家にはだれもいないのである。
夜勤のお母さんだと夜もいない。朝もいないこともある。
そんな家にいてもつまらないから夜の街を徘徊することになる。

コンビニの前でたむろする。
大人はそんな彼ら彼女たちをとがめることもせずに、スルーしていく。
うちの子はそこにはいないから、別に気にとめることはない。

そうして事件に巻き込まれる。
事件にならなくても、危ないおじさんなどに絡まれたりして、いやなこともあるだろう。

放置されている子どもたちに支援の手はさしのべられないのだろうか。

夜のクラブ活動、スポーツ、音楽活動など、思い切り楽しめる場を作ってやる必要があると思う。
そういう輪に入れない子どもたちはいつもいて、そういう子どもたちが今回のような事件に巻き込まれるのかもしれない。
とにかく場をつくり大人も子供もみなそこで交流を深めることができるようにする。そういう場は必要で、それを作ってやるのは大人の責任だろう。
シャッターを下ろした商店街、空き店舗に徘徊中学生の寄場みたいなものをとりあえず作って見るのも手である。

それにしても、この容疑者というのは、かつて罪を犯したことがあるという。
更生の道は険しい。この容疑者のような人もたくさんいるのではないかと思うとこういう人もまた放っておかれてはいけないのではと思う。

大人だって行く場を失い、拠り所を失っているのは子どもと同じだ。
社会の輪から切り離され、犯罪に手を染めていく。切り離されることがないようにあれこれ考える必要がある。






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「涙をこえて」 ステージ101の思い出&「若い広場」

2015-08-24 15:30:44 | 日記
全くの偶然なのだが、you tube で「涙をこえて」をきいた。

かぜ耕士&中村八大

名曲である。本当に良い歌だ。
混成合唱になっている。
思い出すなあ。子どもの頃いつも見ていた。

あのころは、真面目な大学生が出ていたように思う。
懐かしい昭和のNHKの歌番組である。

そう、真面目な大学生が遊び心で出演していたという感じである。
上智とか同志社とか日芸などの学生が出ていたように思うのである。

70年代に入り、このころはもう、大学は楽しむ場所になっていたのかもしれない。

もっと昔になるが、大学生が出る番組といえば、NHK教育の「若い広場」というのがあり、大学生や高校生のお兄さんたちが政治について議論していた。
私も早く大きくなって、大学生になって政治討論をやろうと思っていたのだが、私が大学に入ったころは、時すでに遅し。
虚無的な雰囲気がただよい、その後、次第に大学はデイズニーランド化して何の魅力のない場になっていった。

高校生の時読んだ本は、三一書房の「ぼくらの大学拒否宣言」。拒否する勇気はなく、運悪く大学に入ってしまったのだが。

1960年代から70年代にかけて、日本の若者の生活意識は確かに変わったのだった。
政治運動には興味なくなっていった。貧しい人々のことなんか、興味なくなり、快不快で生きるようになった。
大学も偏差値一辺倒となり、面白い学生が少なくなっていく。

就活にいそしみ、有利な就職のためにならなんでもするようになってしまった。
教養はさびれ、小さな専門特化した学部、そして、偉そうな大学院。
教授たちは業績主義に走り、研究費の不正も多発する。

その行きづまりが今の時代だ。
若者には希望がない。
うまくいっている人たちだって、一寸先は闇である。

世の中がよくなるように若者が熱く語っていたあの時代はなんだったのか。
もうあのような若者の高揚はないのだろうか。

安保関連法案で少し熱くなっている程度じゃあね。
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自民党総裁選が無投票再選は許されないのではないだろうかー町長選なのか

2015-08-22 19:13:51 | 現代社会論
朝日が「石破茂地方創生相が9月の自民党総裁選に立候補しない意向を固めたことが21日わかった。一方、野田聖子・前党総務会長は立候補を模索するが、必要な20人の国会議員の推薦人確保にめどがたっていない。現時点で、安倍晋三首相以外に立候補の意思を明確にしている候補はおらず、首相の無投票再選の公算が大きくなった。」と報じている。

総裁選に対立候補が出ないとはいったいどういうことなのか。
過疎の人がいない町や村の選挙ではないのである。
一国の総理に直結している自民党総裁選なのである。

これだけ、安保関連法がもめているのだから、自民党内で無風というのはありえない。
自由と民主主義の党ならば、無風というわけにはいかないだろう。

3人や4人は立てなければ嘘である。

そんなに安倍がこわいのか。
それなら政治家なんかやめてしまえと言いたくなる。
野田聖子はえらい。立候補を考えているらしい。

女性議員といったって、安倍よりの女性議員ばかりで靖国詣でなどをやってとんでもない女たちで、しかも妙に偉そう、虚勢を張っているとしか思えないが、うんざりの自民党なので、このさい、野田聖子に頑張ってもらいたいと思っている国民は多いとおもうのだが、どうだろうか。
安保関連法案といい、靖国といい、国民の意識と乖離している最近のアベ政権。
いつか国民から見放される、すでに見放されていると思うが、だろうと思うのである。

安保関連法の強引なやり方、8月15日の70年談話には失望したし、天皇の談話のほうがずっと心がこもっていて、談話とはそういうもののはず。とにかく、もう安倍には期待しないという雰囲気が蔓延している日本列島。
このどんよりと曇った暑苦しい日本に清涼剤はないのか。
自民党総裁選をもっと面白くしてほしい。
推薦人が集まらないなんて、やっぱり自民党は自分で考えられない人たちの集団、指示待ち人間の集団なのだろうか。

本来、政治は面白いものなのだから。

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日本人ってとても遊び心があるよねー五輪エンブレンムのおでん版

2015-08-22 14:01:36 | 日記





私は大声で笑ってしまった。
五輪エンブレンム騒動のなか、セブンイレブン武蔵小金井本町2丁目店が作ったおでん版。
なんてウイットに富んでいるのだろう。
で、オリンピック委員会にお伺いを立てたところ、使用してはいけない、との回答。

もともと盗作疑惑なのに、そのパロディを許可するとかしないとか、いえるのだろうか。

このおでんパロディを作ったセブンイレブン武蔵小金井本町2丁目の人、すばらしい。
こういうのは和むよね。遊び心にあふれている。

ベルギー国立劇場にお伺いを立てたほうがよい、という意見があるそうだ。
なるほど、もっともかも。

それにしても、五輪エンブレム騒動はとどまるところを知らない。
関係者は頭を抱えているのだろう。
それとも、ほっかむりをしようとしているのだろうか。



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