ますます混乱する五輪エンブレム盗作騒動である。
嘘を重ねればますます嘘が塗り固めれらもうにっちもさっちもいかない状態に陥るのは世の常。
あまりに利害がからみすぎ、このエンブレム問題をつまびらかにするととんでもない社会問題になり五輪なんてふっとぶぐらいのスキャンダルに発展するので、ここで食い止めることを考えているとしか言いようがない。
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東京都内の大会組織委員会のオフィスで開かれた記者会見。グラフィックデザイナーでエンブレムデザイン審査委員の永井一正代表(86)と大会組織委の武藤敏郎事務総長ら3人が出席した。「大会エンブレムの決定経緯をつまびらかにご説明させていただく」
朝日新聞が永井代表を独自取材し、選考過程を報じてから2日。組織委は、永井代表ら8人の審査委員が104点の応募作品から佐野研二郎氏(43)の作品を選んだ昨年11月以降の経緯を説明した。
選考は作品の作者名がわからない状態で進められた。佐野氏の元々の応募作品はアルファベットの「T」を強調し、三角形が上部に、赤い丸が右下に配置されていた。国際オリンピック委員会(IOC)と組織委が世界の商標を調べたところ、「若干類似する作品が見つかった」という。
このため、組織委は佐野氏に作品の修正を依頼。今年2月初旬ごろ、佐野氏が示した最初の修正案は大きな円を中心に置き、赤い丸を右上に移動させたデザインだったが、「躍動感が薄まった」として組織委は再度、佐野氏に修正を依頼。4月、いまのエンブレムになったという。
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朝日新聞社
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まったくこんな説明で大人の社会で通用すると思っているのだろうか。
あまりにも稚拙な弁明。
普通だったら類似する作品が見つかった時点でアウト。別のものを選ぶだろうに。
にもかかわらず、佐野作品にこだわるのは、どういう理由からなのか。
「出来レース」で決まっていたのに似ているのがみつかったので、加工したのだろうなあ。
そうしたら、またまた、似ているのが見つかってベルギー国立劇場からいちゃもんつけれらた。
やめてほしいのである。
世界陸上でもスポンサーのスタンスが明らかである。
キャノン、パナソニックは、佐野のエンブレンムは使っていない。
さすがに世界のキャノン。パナソニックである。危ないエンブレムは使わないほうがよいと判断したのだろうか。
JALは使っている。ここに企業としてのスタンスが見えてくる。
不買運動にも発展しそうな気配のエンブレム騒動である
NHKは国営企業だからなのだろうが、使っている。情けないのである。
視聴料とっているのだから、政府のほうばかりみていては視聴者は逃げていくのである。
NHKよ。エンブレムに批判的な国民は見ているのである。フェアである企業はどこなのか。