3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ユーミンの歌 私のベスト12 ’幸せになるために’とか

2018-12-31 17:53:38 | 音楽ノート
2018年の紅白でユーミンに歌ってほしいリストである。
取り急ぎ12曲選んでみた。

1.あの日に帰りたい
2.卒業写真
3. 時をかける少女
4. 幸せになるために1
5. 幸せになるために2
6.いちご白書をもう一度
7.リフレインが叫んでいる
8.SEET DREAMS
9.霧雨で見えない
10.朝陽の中で微笑んで
11.Good luck and Good by
12.人魚になりたい

なんとなく、青春の日々を思い出すのである。
ユーミンがまだ、ひこうき雲をうたっていたころから知っている。
まだ、レコードだったころから。
その後、ウオークマンになり、CDになった。

中島みゆきとともに私の青春そのものである。
それぞれの歌に思い出がある。
懐かしさに涙ぐんでしまいそう。

成就しなかった恋の思い出
今でも輝く人でいてほしい。
最後に会ったのはいつだっただろうか。
消息を知るすべは多々ある。
時折、その人を思い出して、検索する。
その人も同じように私を思い出しているような気がするときがある。
こんな冬の強い風の日や冷たい雨のそぼ降る秋の午後はそんな気がするのである。

いつか死亡記事を読む日がくるのだろうか。
老いて、若い日の恋など忘れてしまう日が来るのだろうか。

ユーミンの歌ベストを考えていて古い恋を思い出してしまった大晦日なのである。







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2018年の大晦日の過ごし方

2018-12-31 16:46:12 | 日記
今日はとうとう2018年の大晦日である。
午前中にデパートにいった。まあまあすいていたが、昼ごろに帰ろうとおもって、地下にいったらごった返していた。みんな31日にまとめて買おうとしているのだね。
我が家の場合、今年は年越しそばやおせち料理の準備はなぜか準備万端である。

大晦日といえば、第九である。
1989年のベルリン壁崩壊を祝して行われたバーンシュタインの第九の録画をみた。1989のこのころは東西ドイツ統一の機運が高まり、90年に統一、ソ連もその後ロシアになり、あれから考えると夢のような出来事であり、今のようにEUが不安定になるなんてもったいないなあと思う。
あのときの世界の統一への情熱、東欧、ソ連の崩壊、よい時代が来ると思っていたが、その後、2001年9.11あたりを境に不安定になっていく。
社会主義国が崩壊し、キューバをのぞき、次にきたのは、欲望の資本主義であり市場原理主義であった。利益第一にわれわれは毒されすぎている。
必要以上に生産し、環境を破壊していく。欲望だけが刺激され、競争が煽られ、労働者は労働の喜びどころか、われわれは一つの部品と成り下がり、無機質になり疲弊している。生産性が高いか低いか、金持ちか否かがすべての評価とされる。そのことに本当はみんな息苦しいのだが、それを言っちゃあおしまいというようにせかされるように生きなければならない。学校も職場も地域社会もすべて生産性と効率追求である。
娯楽さえも市場原理主義だ。

大晦日といえば紅白歌合戦である。
いつもは見ない。大衆的過ぎて嫌いなのである。
しかし、今年はユーミンのメドレーがあるというので、最後のところだけ見ようという気になっている。

紅白離れを引き止めるために国民的歌手であるユーミンを動員する作戦に出たNHK。

NHKは娯楽番組より映像の世紀プレミアムみたいなのをつくるべきなのに、大衆受けをねらってばかりいて、本当に残念である。
女性のアナウンサーもアイドルかと勘違いしているものばかりでがっかりである。ニュースを読むのに銀座にお買い物みたいな格好しているし。

知らない歌手ばかりの紅白歌合戦。
クラシカジャパンでもみてクラシックにどっぷりつかりたいものだ。

で、ユーミンの歌、何が聴きたいか?
あれこれ吟味してみた。

あの日に帰りたい
卒業写真
時をかける少女
幸せになるために1
幸せになるために2
いちご白書をもう一度
リフレインが叫んでいる
SEET DREAMs
霧雨で見えない
朝陽の中で微笑んで
Good luck and Good by
順不同
という感じである。
このラインナップをみるといつ青春時代を送っていたかわかるよね(笑)。



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ゴーンの逮捕にフランス市民も拍手との記事  どこも分断社会なんだ

2018-12-30 15:10:34 | 現代社会論
記事 BLOGOS編集部
2018年12月28日 07:03
「21世紀に絶対王政のようなやり方は許せない」ゴーン氏を再逮捕した日本の司法制度にフランス市民から“拍手” ルノー社員からは不安の声もー 西川彩奈
・・・・次に、ゴーン氏が“王のような”結婚披露パーティーを挙げたベルサイユの大トリアノン宮殿近くのカフェで声を聴いた。ウエイターのジュリアン(45)は、こうまくしたてた。

「21世紀に、『絶対王政』のようなやり方は許せない。私の兄は、工場で深夜勤務の仕事をして月末ギリギリの生活を送っている。一方で、ゴーン氏のようなエリートが宮殿で贅沢三昧をする“格差”を目の当たりにしている。もしゴーン氏の疑惑が本当なら、このまま日本できっちりと裁きを受けてほしい」

ゴーン事件が起きた同時期にフランス国内を騒然とさせ、富裕層への怒りがあらわになった「黄色ベスト運動」の参加者は、この事件をどう受けているのだろうか。そんな疑問をもとに、22日にパリで行われた黄色ベスト運動のデモ隊のクレア(40)に話を聞いた。

「ゴーン氏の逮捕に関しては、SNSで『喜びの声』が上がっている。ゴーン氏は窓のない数平方メートルの部屋にいると新聞で見た。階級に関係なく、すべての人を平等に裁く日本の司法制度に拍手を送りたい」

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日本がいくら極東のアジアの国で1868年まで鎖国を続けていた国だからといって、厳密には1858,司法がむちゃくちゃというわけではないのである。だから、犯罪行為をおこなった経営者は大企業だろうが、容赦なくお縄にする。当たり前である。
大企業の経営者は許されるのであれば、そんなのは法治国家ではない。

フランスも階級の対立、一部富裕層VSその他の中間および下層、は際立っていて、虐げられた人々の不満はたまっているのだろう。

金の力で司法を捻じ曲げるとか政治を動かすとか、それは許されない。
日本人特に江戸っ子は大岡裁きが好きだし、勧善懲悪の物語が好き。だから、私利私欲の金持ちを一番嫌うのである。

ゴーンよりの弁護士やマスコミは日本の司法をやりすぎだと書いているが、苦労しているぎりぎりの生活をしている人々はやはりゴーンのような金儲けの「エリート」に反感を抱いていることがわかるし当然だと思う。
額に汗して働いて得た給料ならいざしらず、日産の労働者の首を冷たくきってV字型回復などまったくもって無能な経営者としかいいようがないのである。
こういった濡れ手の泡の私利私欲の経営者はこの際厳しく糾弾すべきと思うのである。
儲かったからといってベルサイユ宮殿で再婚式をやる神経に反吐がでる。
こんな経営者をあがめる日産は斜陽である。
社会に貢献するきちんとした企業になるべきである。
リーマンショックの際の株の損失を会社に付け替えるとかひどい話である。
清廉さこそ会社経営者に求められるものである。

所得の再配分について考えるべきなのである。
われわれの社会はどうしても富裕層とそうでない層に分かれてしまいやすい。資本主義の宿命である。よって、富裕層は他の階層に対して、儲かった分を再分配するという平等の哲学を持つべきである。税金として払うのでもよい。

利益は私だけが独り占め、あとのものは飢え死にしてもよいというのでは、なんのための会社経営かと思うのである。
どう社会に還元するか、を考え続けること、それが経営者のやるべきことである。世界に開かれたブローバル企業であればそれくらいのことをやらなければならないだろう。


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2018.12.30 バルコニー便り 年賀状を書く

2018-12-30 13:24:47 | 日記
とうとう2018年も晦日となった。
明日は大晦日。
バルコニーの椿が強風で倒れそうである。
昨日、お正月のお花を買いに言ったらお花屋さんのおじさんが、ベビーリーフの小さな鉢をくれたので、リビングの窓辺においてみた。
お雑煮の合間のサラダにうってつけだ。
こんなに寒いのに白いゼラニウムが元気に花を咲かせている。
日陰なのになぜか元気である。
夏の暑さにも負けずに、冬の寒さに耐え、咲いている姿は凛々しいとしか言いようがない。
ゼラニウムは冬の我が家の庭に清楚な美しさをたたえる存在である。
ふとみると梅の木の先に小さな硬いつぼみらしきものがついているではないか。
2月3月になると梅の花が美しく咲いてくれるはずである。梅の花は特に夜みると美しいので大好きである。

家人が年賀状を書いたので、郵便局に出しにいくといって出かけた。
私はどうするか、と思案の末、年末で忙しいのだが決心して年賀状を作成することにして取り掛かる。
昨日、なんとなく文面を考えておいたので、今日は宛先を決定して印刷をする。
12月上旬までに喪中の連絡を受けた人を除く。
今年お世話になった人々、古くからの知人友人。
筆まめは重宝である。
加除式だから、いつでも削除できるし、加えることもできるし、喪中の人はすぐのぞくことも可能である。
宛名印刷をする、にチェックをして印刷をかけると、何枚と出てくるので本当に助かる。
プリンターにはがきをセットし、あっという間に何十枚もの年賀状が刷り上る。
昔は、いのししのゴム印をかってきて、一枚一枚捺していた。

筆まめは簡単だから、1時間半ぐらいですべての印刷を終える。
これで出してもよいが、一言添えようとおもって、あれこれ、書く。
長く会っていない友人はお元気ですかとか、同窓会に出ましたか?とか・・・。
年賀状なのに〇〇君が亡くなったそうです、と書いて、急に悲しくなったりする。

大学時代の先生や助手の先生もあのころはお若かったのだが、今はもう随分お年を召して、街角であってもわからないかもしれないと思いながら、お互い様さ、と思いながら、先生がまだ助手でお若いころを思い起こされます、懐かしいです、などと一筆添える。

親戚はどうするか。叔父や叔母ももう亡くなって、従兄弟たちとは接点がなくなっていて、私からの年賀状がとどいても困るかも知れないと思ったりする。でも、母が生きていたら、〇〇ちゃんによろしく、と言うだろうから、年頭の挨拶ぐらいは出すことにしようと思う。

そうこうしているうちに、時間が過ぎる。
少しでも早く届くようにと区内の中央郵便局に投函しにいく。
強風に煽られながら年末で人通りも少ないのだが、郵便局に着くと、そこには年賀状ワールドが広がっているのに驚いた。
年賀状を売る郵便局の職員、年賀状を出しにきた人々で結構込んでいた。
まだ、年賀状をやり取りする人が少なからずいるんだ、と思った。
私もそのひとりなのだ。

年賀状の不思議な魅力は何だろう。
12月の忘年会であった人なのに改まって年頭の挨拶を送る。
音信不通の人にまだ、あなたのことを忘れていません、というメッセージを送る。
私は今年はこんなに仕事をやりました、と自慢する意味としての年賀状もある。
仕事場の私は実は仮の姿で、別の顔を表すものとしての年賀状もある。

私の場合は、この一年の総括をして長年会っていない友人に知らせ、がんばっていますというメッセージを送る。来年も良い仕事をやろうという決意を表明すると言う意味であるように思う。

年末の忙しいときだけれど、なんとなく、年賀状を出してしまう私なのである。

印刷のBGMは
BRENDEL, Beethoven Andante in F, WoO 57 (Andante Favori)

エベーヌのメンデルスゾーン




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映像の世紀プレミアムのすばらしさ

2018-12-29 18:24:14 | TVノート
NHKBSで「映像の世紀」のプレミアム版をやっている。これがすこぶる面白い。
今流れているのは再放送なのだろう。深夜にやっている。
この間、世界を変えた女たち、を見た。巨大財閥、ロックフェラーやデュポン、ロスチャイルドの話も非常によかった。
ケインズのコメントを引用していたが、すばらしかった。戦争に突き進んでいくアメリカのゆがみが明快に描かれていて、鋭い視点であった。
すぐれたルポルタージュは思想がある、とどこかで刈谷剛彦氏が言っていたが本当にそうだと思う。

タイトルと初回放送日は次のとおり。

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タイトル初回放送日

第1集 世界を震わせた芸術家たち[4] 2016年5月28日 19:30 - 21:00
第2集 戦争 科学者たちの罪と勇気[5] 2016年8月13日 19:30 - 21:00
第3集 世界を変えた女たち[6] 2016年12月3日 19:30 - 21:00
第4集 英雄たちの栄光と悲劇[7] 2017年3月18日 19:30 - 21:00
第5集 グレートファミリー 巨大財閥の100年[8] 2017年6月10日 19:30 - 21:00
第6集 アジア 自由への戦い[9] 2017年8月19日 19:30 - 21:00
第7集 極限への挑戦者たち[10] 2017年12月16日 19:30 - 21:00
第8集 アメリカ 自由の国の秘密と嘘[11] 2018年2月10日 19:30 - 21:00
第9集 独裁者 3人の“狂気”[12] 2018年6月16日 19:30 - 21:00
第10集 難民 希望への旅路[13] 2018年8月11日 19:30 - 21:00
第11集 運命の三つの都 パリ・ベルリン・ニューヨーク[14] 2018年12月8日 19:30 - 21:00

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アメリカがそもそも民主主義とは名ばかりで、巨大財閥や新聞王などによって、大きく政治が動かされるゆがんだ国であることがよくわかる。 アメリカファースト、フェイクニュースは今にはじまったことでないのである。

このプレニアムシリーズをつくった制作部をたたえたい。そこには思想があると思うから。

年末年始こそ再放送を連続でやってほしい。
3集のはじめのところを見損ねたので、残念である。
とにかく第1集から11集まで、連続放送を望むのである。

財閥、マスコミと政治が結託し、民主主義とは名ばかりで私利私欲のために戦争さえ起こすことをわれわれはもっと知るべきである。
日本も例外ではない。
ヨーロッパも例外ではない。
フェイクニュースを見抜き、戦争を回避し平和構築のために市民として目を凝らさなければならない。
ボーっと生きてんじゃない!といわれるが、NHKは小さな知識を問う番組より、なぜ、戦争は回避されなかったのか、を問う番組をつくってほしい。
そういう番組のほうが必要である。
映像の世紀プレミアムのプロデューサーは伊川義和(制作本部 情報文化番組 エグゼクティブ・プロデューサー)とのこと。敬意を表す。
第12集が待ち遠しいのである。


 
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