3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

母を看取って:She died.

2013-07-31 14:42:19 | 日記
来るべき時はやってくるものである。

7月27日の夜、母がとうとう亡くなった。雷鳴とどろく、豪雨の中、逝ってしまった。

27日の夕方、見舞ったとき、かなり状態が悪く、肩で息をしていたのでもしやと思った。
手がむくんでいたのでもんでやった。振り絞るような声で「気持ちいい」と言った。それが私とのやりとりの最後の言葉だった。
夕飯を少し食べたが、夜になって急変、あっという間に亡くなった。

通夜、告別式も済んだ。
私がプレゼントしたカシミヤの紫色のカーデイガン、お気に入りだった。母のかねてからの希望で、お棺に入れてあげた。

母をもう見舞うことはないのだ。先週の今頃は生きていたのに、もう今日はいない。

最後の最後の一瞬まで、懸命に生きようとしていた。
最後の最後まで、ユーモアを忘れることなく、明日があると希望を持ちながら逝った。
子として、思い残すことはない。
来年はないかもしれないが、明日は来ると希望をもち、一日一日懸命に生きた。

母を看取って、悲しいけれど、良い看取りだったと今は安堵の気持ちでいっぱいである。

母がいつも持っていたハンドバックのなかに、子どもたちや孫の写真と一緒に小さな日記帳が入っていた。
闘病の記録、季節の移り変わりに詠んだ短歌などが、書き留めてある。
入院の時ももってきた。
今度母の遺品の整理に実家に行ったとき、じっくり読んでみたいと思っている。

万感の思いを込めて、さようならを言いたい。
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東大の劣化がとまらない

2013-07-27 11:04:21 | 現代社会論
東大の劣化が止まらない。
何とかしてくれと関係者は思っている。

東京大学 加藤茂明 分子細胞生物学研究所(元)教授に係る論文の不正行為
莫大な研究費、激しい競争に勝つためにはなんだってやるんだよね。東大の先生だって例外ではない。
誠実な研究者はむしろ東大の先生にはなれないってことか?

でも、この先生、東大やめてそのあと福島県の相馬中央病院で働いているとのこと。しぶといが、しかし、どこまでも追いかけてくる関係者もいるので休まることができないだろうね。共犯者もいるのだから、総ざらいしなければだめだろうね。この手の問題は根絶されないだろう。

http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/5c80ad89a6f80660089cc9660550b536

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次は、詐欺、架空業務で2100万円もらっちゃった先生の話

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東京大学で医療分野のIT化の研究に携わっている教授が、架空の業務を発注する方法で東京大学などから研究費2100万円余りをだまし取ったとして、東京地検特捜部はこの教授を詐欺の疑いで逮捕された。

逮捕されたのは、東京大学政策ビジョン研究センターの教授、秋山昌範容疑者(55)。
特捜部の調べによると、おととしまでの2年間に、みずからの研究に関して複数の業者にコンピューターシステムのレンタルやデータベースの作成などを発注したように装って、東京大学から1890万円の研究費を業者の口座に振り込ませてだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれている。また、共同研究をしていた岡山大学からも、同じような方法で研究費290万円を業者の口座に振り込ませた疑いが持たれている。秋山教授が発注した業務は、業者からさらに教授の家族が経営する会社に外注されていて、研究費の大半がこの会社に流れていた。東京地検特捜部は教授側に資金を環流させる目的の実態のないものだったとみて調べている。

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研究費を還流させるために家族の会社を経由させたんだね。
家族の会社なんていうのまで立ち上げて、ずいぶんやり手の先生である。

高齢者医療なんていえば、すぐ研究費がつく時代、科研費もみんなそうだから、みんな猫も杓子も高齢者医療の研究。
こちらも莫大な研究費がでるものだから、自由に使えるように家族の会社を経由するしくみをつくったんだね。

文科系のちまちました研究者からみると想像を超えるが、億単位の研究費をつかっている人たちは感覚がマヒしているから、知らず知らずのうちにこういうやばいやり方に手を染めることになるのだ。

もっともことらの秋山先生というのは徳島大学医学部のご出身だとか。東大としては、うちの出身じゃないといいたいんだろうね。
学歴ロンダリングの東大、もっとしっかり審査しないとだめだよね。

加藤教授にしても農学部だから、ちょっとマイナー、今でこそ花形の分子生物学だが、彼が東大に入学したころは、まだまだマイナーな分野だったのだから、やはり、王道の学者ではないということだろう。

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製薬会社ノバルティスファーマ、ディオバンによって得た利益はすべて没収されるべきである!

2013-07-27 10:52:20 | 現代社会論
東京都済生会中央病院の英断
済生会中央病院は降圧剤ディオバンを使用中止にしたそうである。
よい判断だ。
降圧剤としての効果はあるものの、臨床研究データが改ざんされたのだから、信用できず当然である。

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製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤ディオバン(一般名・バルサルタン)を使った臨床研究データに人為的な操作があった問題で、東京都済生会中央病院(港区)は23日までに、ディオバンの使用中止を決めた。

 対象はディオバンに関連する計3種の薬。「次回の処方時より代替の薬に変える」としている。運営する恩賜財団済生会によると、中央病院が単独で決定したという。

 中央病院は、ディオバンが脳卒中や狭心症などの発生を予防するとした効果に疑問が生じていることを受け「(降圧効果のある)同種薬剤が多数存在する中で、あえて処方する理由は少ない」とした。また、このような疑問点のある薬剤を漫然と使うことは「倫理的にも問題」とした。
 一方、降圧剤としての効果と安全性に問題はなく「服用を急に中止することは危険なので絶対にやめて」と患者に呼び掛けた。
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筆者は、ディオバンを販売した製薬会社ノバルティスファーマに対して、損害賠償を求めるべきだと思っている。
病院、医師、患者、厚生労働省等は、この誤ったデータに基づいて、税金を投入して薬価を支払ったのだから、この薬によって得た利益はすべて没収、返還されるべきである。薬に対する信頼を損なったのだ。それによってこうむった被害は計り知れない。国民は賠償をもとめるべきである。この製薬会社はおとりつぶしされるくらいの罰が与えられなければ、この手のデータの改ざんは起こるだろう。
データの改ざんは会社をつぶすくらいのマイナスがあるということを関係者は肝に銘ずべきである。そのためにも、今回、厳しい対応がなされる必要があるだろう。

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八重の桜:見てます 9 鶴ヶ城落城開場、降参です。

2013-07-22 16:22:59 | 日記
とうとう鶴ヶ城が落城してしまった。
開場だ。

八重のお父様も亡くなり、大蔵殿の妻も亡くなってしまった。
で、中村獅童は?というと、生きているではないか。寝坊しちゃったのはまずかったね。
尚之助さまとは離れ離れとなり、生涯会うことはないのだ。

女は元彼を忘れて次の人生を歩みだす。
男はどうだったのだろうか。尚之助さまのその後はさびしいものだったとのことだが・・・。東大病院で肺炎かなんかで死亡するはずである。

薩摩の芋侍が会津藩に向かって田舎侍といっていたが、薩摩も同じくらい田舎侍なのにね。
結局、東北というのは、本当に差別されていて気の毒である。徳川にとっては、薩摩こそ芋侍の田舎者なんだけどね。

開場の前に、女たちがみなで雑巾がけしていた。
なかなかできるものではないだろう。
これが武家の心得。

薩摩や長州の下級武士にはわからないセンスだろうけどね。

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車両押して女性救出:心温まるニュース

2013-07-22 16:06:27 | 日記
朝の南浦和京浜東北線ホームでホームと車両の間に女性がはさまれたが、乗客ら40人が車両を押して女性を救出し、事なきを得た。
よかったよかった。皆、気が立っていて殺伐とした朝の駅かとおもいきや、みんなよい人なんだね。心温まるニュース。

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車両押して女性救出、ホームの乗客から拍手が…
2013年7月22日(月)13:24

(読売新聞)
 22日午前9時15分頃、さいたま市南区のJR南浦和駅京浜東北線ホームで、大宮発磯子行き普通電車から降りようとした30歳代の女性乗客がホームと車両の間に落ち、腰のあたりを挟まれた。

 車内やホームにいた乗客や駅員ら約40人が協力して車両を押し、隙間を広げて女性を救出。女性は病院に運ばれたが、目立ったけがはないという。

 現場に居合わせた本紙記者によると、事故当時、ホームで「人が挟まれています」というアナウンスが流れ、電車の乗客らが自主的に降車。車両を押していた駅員を手伝った。女性は作業から数分で救出され、乗客らから拍手が起きた。

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拍手が起きた。そう、拍手がわきそうなシーン。
みんな助け合って譲り合って、電車通勤は込んでいて痴漢もでて大変だけどね。
会社遅刻しても、よいことをしたので、気持ちいい。
3.11以後、こうやって日常的に助け合うことの大切さを私たちは学んだような気がするね。
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