3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

医師の不祥事 昭和大学病院医師の強姦事件

2019-02-28 16:08:23 | 女性の地位
女性は入りにくいとされている医学部。
女性の受験生より優遇されて入学し、医師になって、挙句の果てに女性を薬物で無抵抗状態におとしめ、強姦をしたという。
こんな医師を許していいものか。
医師免剥奪、一生、浮かばれない人生にならないと気がすまない。
こんな鬼畜野郎は女の敵である。
人の命を扱う仕事に就いてはいけないのである。
偏差値が高いからといって人間的にも優れているとはいえない。
医師は人間的に信頼できる人でなければならない。
病に苦しむ患者を相手にするのだ。
診察室で患者に優しくともその裏で女性に睡眠薬を飲ませて強姦しているとしたら、二重人格で危ない。許せないのである。
こんなものを優遇して医者にしても犯罪者になるだけなら、女性医師をふやしてほしいものである。
強姦魔の医師などいらないのである。
これまで、こういう事件は示談にし金で解決してきた。
どこかの婿養子になって苗字を変えてシャーシャーと医師をやっていたりするのである。
親が権力を持っている場合などそうするらしい。

しかし、これからはそうはいかない。そういう時代になったのである。
しばらくしてしれっとどこか地方の病院かなんかで医師として働いているかもしれないと思うと身の毛がよだつ。
性犯罪者は病気である。そう簡単に治らない。とことん追跡して第二の被害者がでないように監視すべきではないだろうか。
所詮医師には向かなかったやからなのである。
別の道を歩んだほうが世のためである。
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沖縄を真剣に考えるべき 普天間、辺野古どうするのか

2019-02-27 16:16:22 | 現代社会論
第160回直木賞
真藤 順丈の 「宝島」が 受賞した。
そして、2月24日、辺野古新基地移設を問う県民投票が実施され、開票の結果、実に72%の反対票という圧倒的多数による辺野古移設「NO」の民意が示された。辺野古移設に賛成という票は全県合計でも19%にとどまり、大票田の那覇市、沖縄市、浦添市でも軒なみ20%を大きく下回った。従来保守的とされる郡部、離島部でも賛成票は伊是名村の35%弱が最高で、沖縄の全市町村で賛成票が35%を上回った自治体はただのひとつもなかった。
 蓋を開けてみれば、反対派は、圧倒的物量ともいうべき優勢で賛成派を粉砕し、基地移設反対派の圧勝で県民投票は終わったのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沖縄を真剣に考えるべきである。

筆者は基本的に辺野古は環境破壊で反対。
普天間を縮小して、分散しつつアメリカ政府とまじめにこの問題を議論すべきなのではないか、と思う。

土砂が流れ込む映像をみるたびに胸が痛む。
こうまでして辺野古に固執する必要があるのだろうか。
先日、フジTVのプライムニュースでアメリカの海兵隊の人が出て話していたが、いろいろな裏事情もあるらしい。
辺野古の滑走路は小さくて普天間の三分の一ぐらいで使い物にならないといっていた。
本当なら大問題である。普天間をどうやって縮小するか。

沖縄は戦後、われわれの重荷を背負ってくれて、その犠牲の上にわれわれの平和の状態がいろいろな意味において可能になっているが、もう、沖縄も堪忍袋の緒が切れたのだ。犠牲を強いることはできない。

自民党の連中は一地方自治体が日米の国家間の話に入り込むなという。なんという傲慢さ。
三者会議が必要だと思う。
とにかく、このまま沖縄を置き去りにできない。
県民投票の結果を「真摯」に受け止めるのなら、態度で示してほしい。

それは、普天間を縮小して、辺野古はやめて、第三の道を探すしかないのである。

そういう知恵を絞るやり方を沖縄の人と一緒にわれわれは議論し沖縄の人が納得できる結論を引き出すしかない。

逃げ回り無視を続ける安倍政権はひどい。

こんな品のないやり方は許せない、がまんできない。

全国民が沖縄を真剣に考える時なのである。




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児童養護施設「若草寮」の施設長が刺されて亡くなった 日本の児童福祉の問題なのか?

2019-02-27 10:35:16 | 現代社会論
2019.2.25
児童養護施設で殺傷事件がおきた。
東京・渋谷区幡ケ谷の児童養護施設「若草寮」で施設長の大森信也(46)さんの顔や胸などを刃物で切り付けたとして殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。大森さんは病院に搬送、まもなく死亡。警視庁によると、この施設には小学生から18歳までの29人が入所している。容疑者(22)は4年前までこの施設で生活していたということ。容疑者は「施設の関係者であれば誰でもよかった」などと話しているという。

若草寮というのは、歴史のある日本を代表するような養護施設である。
創設者は山田わかで、戦前から女子の更正事業に尽力した人として有名である。

児童養護施設は、親が離婚したり、母子世帯で子どもをそだてられないとか、親が病気など、いろいろな事情があって親元を離れる子どもが暮らす施設である。昔は孤児院といっていた。
最近では、もっとも多いのは親からの虐待されている子どもである。
野田市の小学四年生の女子がつい先日親からの暴行で死んでしまったが、彼女のケースなどは、親から引き離して児童養護施設で暮らすほうが死ななくて良かったと思われるが、そういう子どもたちの最後のセイフティーネットとしての施設なのである。

児童相談所の児童福祉司も足りないが、児童養護施設の職員も足りない。
そんななかで「若草寮」は良い施設と言われていたと思われる。
亡くなった大森さんは施設長で、全国の養護施設の職員のなかでもとても熱心な人でリーダー的な存在で、有名だったという。

そういう「若草寮」で、おきてしまったこの事件にみな心が痛んでいる。
私は、この容疑者は逆恨みとしか思えない。

児童養護施設は、児童福祉法の施設なので、18歳、つまり高校卒業までは入居できるが、その後は大学や専門学校、就職することになる。
大学に行くのはほんの一握り、専門学校も多くはなく、ほとんどは就職していくという。
それでも東京の施設は少しはゆとりがあるので、子どもに学習ボランティアがつくとか塾にいくとかして、全国に比べると大学進学率は高いという。

この容疑者は施設を出てから郵便局に就職したらしいが、1ヶ月でやめている。
その後、東村山で一人暮らしをしていて、賃貸アパートにすんでいたらしいが、その部屋を破損して、退去、その後ネットカフェをさまよい、今回の犯行に及んだという。

この4年間で何が彼に起こったか?
それは、統合失調症の発症ではないかと思うのである。
部屋をぼこぼこにしてしまったというのを読んで、容疑者はひどい被害妄想に苦しんでいた。
金もない、行く場もない、元居た施設にいって恨みを晴らすという妄想に取り付かれてしまったのではないか。

これは、精神保健福祉の領域ではないか。
アパートを破損した段階で病気を疑い、警察は保健所や精神病院と連携して入院治療に結びつければ今回の悲惨な事件は避けられたのではないか?

暴力事件の根底には、精神を病んでいる場合が多いが、警察にも福祉関係者にもそういう知識が乏しく、しかも、精神病院も病院の外へのサービスはほとんどないし、人権を守るということで本人の承諾を得られないと入院ができないようなしくみがあり、むやみに拘束されないという人権尊重は重要だが、そのために治療が遅れ、悲惨で重大な事件が起きてしまっているように思うのである。

子どもの事件をみるたびにわが国は児童福祉関係の費用が少なすぎると思う。加えて精神保健福祉関係の費用も少ない。
保育の無償化より保育園の充実、それより、もっと重要なのは児童福祉費用などの社会保障費用の増額である。
心底そう思うのである。

はやぶさにも予算をと思うし、高齢者の心中事件を読むと高齢者福祉にも予算をと思う。

カルロスゴーンのようなところにあんなにたくさんの給料を払う必要はまったくない。
ベルサイユ宮殿で再婚式をする金があるなら、児童相談所建設や児童養護施設の充実、精神保健福祉のサービスの充実、科学技術のための予算などに費やすべきである。
富裕層からがっつり税金を取るべきである。

私は富裕層ではないが、日々の暮らしはなんとかやれるくらいの層である。それでも私は消費税でも所得税でもきちんと払いますと思うのである。
社会保障費用にもっとお金を投入しないと日本は大変なことになるのである。
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2010年の「はやぶさ」と父の思い出

2019-02-23 13:27:35 | 日記
はやぶさ2の快挙に沸いている。

私は、イトカワに行って奇跡の生還を遂げ、2010年6月に燃え尽きたはやぶさの話を思い出している。
2010年といえば、個人的な話だがこの年に父が亡くなった。
糸川博士より少し年下だが、戦前戦後、日本の科学技術分野で少し貢献したかもしれない父であった。

はやぶさが燃え尽きるのと同じ時期に命が尽きて亡くなってしまった。
日本の科学技術が次の世代にその力を伝えたことを見届けるがごとく、消え入るように亡くなったのである。
不思議な「えにし」を感じる。

はやぶさプロジェクトの成功の礎には、糸川世代の挑戦があったと思うのである。
それは、アメリカの圧倒的な財源と技術力のまえに敗戦国の技術者として屈辱的な思いをいただきつつ、日本もやれると信じて挑戦しつづけた人々の存在である。

糸川世代の次の世代が川口PMであり、今度のはやぶさ2の中心の津田氏はさらにその次の世代といえる。そうやってすべては継承されていくのだ。

人が入れ替わっても途絶えることのない研究や技術の継承、歴史、文化の継承は貴重であり、これほど重要なものはない。
戦後の食糧難のなかでも技術開発に情熱をかけた人々がいて、今、それが花開いている。
はやぶさ2の快挙、これを一時的な流行で終らしてはいけない。

それにしてもマスコミの取り上げ方が浅薄すぎる。
快挙なのに、まるで関心がないとしかいいようがないような取り上げ方で、本当に日本のマスコミの文科系のひどさに嫌気がさす。
NHKもあっけない取り上げ方である。民放なんて、え?っていうまとめ方でこのプロジェクトについてまるでわかっていないまま報道しているとしかいえないような説明である。
だいたい、NHKなんて朝、はやぶさの話をやるかと思えば、のんびりしたものである。
夜のニュースも、足立区の人骨の話からはじまる。それよりはやぶさだろうと思うのであるが、まったく関心なし、っていう感じで、ここまでレベルが低いのかと驚くばかりである。

私立文系を縮小すべきである。わけのわからない私立が多すぎる。
国立大学を充実させるべきであると強く思ってしまうのである。
技術立国を維持したいのなら、国立の理系にお金を注ぐべきである。
マスコミに理系のものをもっと採用すべきなのではないだろうか。
このままでは間違った情報が垂れ流され続けてしまう。危機を感じるのである。








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はやぶさ2の快挙 2

2019-02-22 13:44:47 | 日記
はやぶさ2の快挙で、沸いている。

関連してはやぶさ1の「はやぶさ奇跡の帰還」というのを「そのとき歴史」でやっていて、それをみて
涙があふれてしまった。これがまたものすごく感動するyou tubeなのである。
https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%81%af%e3%82%84%e3%81%b6%e3%81%95%e3%80%80%e6%98%a0%e7%94%bb&&view=detail&mid=A8BA48E81DFC67666900A8BA48E81DFC67666900&&FORM=VDRVRV

再放送を期待したいのである。NHKさんお願いします。

「はやぶさ、そうまでして君は」という本が出ている。
プロジェクトを率いた川口先生の本である。

はやぶさ1が、その身を燃やして閃光となり夜空に散っていく。
カプセルを残して。
ドラマティックな話である。

プロジェクトのメンバーの人たちのはやぶさにかける情熱とロマンを感じる。

それは方程式を超えたところにある神との交信に近い超越した境地のようにも思える。

はやぶさプロジェクトは、最初の立ち上げから30年のときを超え実現するのだが、2010年6月、奇跡の生還を果たす。

しかし、その後仕分けにあい、また、2011.3.11を経て、日本の科学技術への信頼はぼろぼろになって今に至っている。
はやぶさ2の快挙でもう一度、科学への信頼とロマンを呼び戻すことができればと思うのである。

国立大学の研究費が削減されている。
文科省はすぐに効果をあげないような研究にはお金をつけない方針であり、研究者からは反発の声が大きい。

研究は、遊びが大切なのである。
すぐに役に立たないものが本当の研究である。

医学や薬学はすぐに患者の役にたちそうで、理解されやすいが、
宇宙科学とか地球科学とか極地研究とか、なかなかお金がつきにくく、苦労している研究者は多い。

われわれは少子高齢化社会で社会保障の費用を抑制しなければならないし、児童虐待が深刻なので児童相談所や児童福祉司も増やさなければならないけれど、地味なものづくりや生命の起源とか、そういう研究にも税金を投入する必要があるだろう。

そのために税金を上げるといっても国民は、少なくとも私と私の周りの人々は納得すると思う。

それにしても川口先生はながくこのプロジェクトにかかわって、もうすぐ定年の年齢だそうだ。
弘前高校から東大、北国の粘り強い精神力がこのプロジェクトを継続させたのだろうか。
このプロジェクトにかかわった科学者を心から尊敬するのである。

はやぶさ2の快挙だが、やはり自らの「命」をなげうってミッションを果たした最初の「はやぶさ」の偉業をたたえたい気持ちである。

はやぶさ2の写真です。









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