3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

アンスネスのショパン  情熱と官能と

2018-01-07 15:12:33 | 音楽ノート
最近、エベーヌの弦楽四重奏なんかを聞いている。
しかし、久しぶりにアンスネスのショパンを聞いてみたんだが、これがものすごくいい。
傑作である。
若き日のアンスネス、今も若いのだが、もっと若い時の作品。20歳前後時の録音とのこと。
若いアンスネスがショパンを弾くとピッタリで、なんというか、とても官能的に聞こえる。
これでもかこれでもかと優しすぎるアンスネス。そんなに優しくしなくてもいいのに、私はあなたが好き、といいながらその快感に浸りきる。

最近は年を重ね、慎重すぎる感じだが、この若き日のアンスネスのショパンは、真摯さのなかに情熱と官能を秘めたアンスンネスの本来の才能が開花していて逸品である。
Disk 1,2ともに素晴らしい。<



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第九特集

2017-12-19 11:44:43 | 音楽ノート
12月に入りクラシカジャパンは第九特集である。
日本人は第九が好きで、12月ともなるとどこもかしこも第九をやるので何回聞いたかわからない。

クラシカジャパンのHPで第九について書いてある。
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ゲヴァントハウス管が大晦日に『第九』を演奏する伝統は、第一次世界大戦終結の1918年大晦日に、当時のカペルマイスター、アルトゥール・ニキシュが平和と自由への願いを込めて演奏したのが最初と言われている。人類愛を歌う第4楽章「歓喜の歌」の原詩はドイツの詩人シラーがライプツィヒ滞在中に創作したものでもあり、「年末の第九」はゲヴァントハウス管の伝統となり、その後日本でも年末の風物詩となった。

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ほう、そうだったんだね。
ライプツィヒは素敵な街である。シューマンも住んでいたことがある。
トーマス教会の裏にはバッハの銅像があるし。

2015年12月31日ゲヴァントハウス(ライプツィヒ) ブロムシュテットの第九、
第4楽章がおわって、しばらく沈黙が続き、指揮者の腕が下りて、万雷の拍手・・・という感動的なシーン。
1927年生まれのブロムシュテット、88歳で第九をふるとはなんという体力。芸術のなせる業なのだろうか。
ゲバントハウスのコンサートホール、第九の伝統が生きている。ソプラノ:シモーナ・シャトゥロヴァ、メゾは藤村美穂子
厳かで深い第九。

そのあと、ブロムシュテットは2016年12月23日、N響創立90周年記念で第九を振っている。89歳になっている。この時もソプラノは
シモーナ・シャトゥロヴァで同じである。


2017年9月30日ベーベルプラッツ(ベルリン)「ベルリン州立歌劇場再開記念演奏会~みんなのためのシュターツオーパー~」
バレンボイムの第九はベルリンの野外コンサート。大通りウンター・デン・リンデンを通行止めにし、会場のベーベルプラッツはすし詰め状態。ベーベルプラッツはベルリン州立歌劇場脇にあって、アドルフ・ヒトラーがユダヤ系作家の本を集めて燃やした場所として知られている。そう、そこで第九をやるというのに意味がある。分断の時代に我々はもう一度ヒトラーを思い起こすべきなのだ。分断排除が人生を破壊し、無意味であることを肝に銘じなければならない。平和と統合の第九なのである。
楽章の間に拍手がはいるのが、少し笑える。第4楽章の間にも、もう終わったのかと勘違いした観客が拍手を・・・、無料だから必ずしも第九に精通している人ばかりじゃないんだよね。でも、それでも野外で、ベーベルプラッツでやることの意義を強く打ち出したかった、そういう主催者の気持ちが伝わって、気持ちがよい第九だ。空には雲一つない良い天気で、みんなのためのオーケストラというメッセージを伝えるのに十分な舞台である。
第九は12月ではなく、9月末にというのもなんかわかる。1989年の8月にピクニック計画があり、11月にベルリンの壁が崩壊するのだから、この時期に第九をやってヨーロッパの統合、平和を願う。そいう意図があるのだろうね。

第九は第九だが、第九だけにとどまらない。
分断の時代に第九を歌うこと、クラシックとしてだけでない意味をかみしめたいと思うのである。
バリトンの出だしはどうか、とか、ソプラノソロの高音はどうか、フーガのところの合唱はどうか、などといろいろ突っ込みどころは多いけれど、統合と平和という軸で聞くと新しい世界が見えてくるかもしれないよね。







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ホロストロフスキーが死んだ 2 さようなら

2017-11-30 11:59:42 | 音楽ノート
ホロストロフスキーが死んでしまって、本当に悲しい。
それほどファンだったというわけではないが、脳腫瘍で闘病していたことを知っているので、若くして病魔にとりつかれこの世を去るというのはどれだけ心残りだったろうと思うのである。心から冥福を祈りたい。
11月22日に亡くなる前に誕生日を祝うコンサートがあったという。10月16日が誕生日なのでそのころだろう。
さようなら、ホロスロフスキー、安らかに
https://www.youtube.com/watch?v=9KjY4wpVeKo
https://www.youtube.com/watch?v=a2A2K55UgZc

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ホロストロフスキーが死んだ

2017-11-23 12:49:44 | 音楽ノート
ロシアのバリトン、ホロストロフスキーが亡くなった。
2016年の春に脳腫瘍であることが公表され、以来、闘病していたのだが、55歳だった。
METオネーギンで来日した時だったか、すごい声のバリトンだと思って以来ファンをやっていた。
ソロコンサートに行ったこともある。台風の日で最初はお客が少なく、それでも終わりになるころになって満杯になった。
今日は、オネーギンのDVDと
Rachmaninoff:: Aleko -- Ves' Tabar Spit

を一日中かけて彼の冥福を祈りたい。



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昔の恋を思い出したら 猫の「各駅停車」

2017-06-22 15:02:28 | 音楽ノート
昔、猫というフォークグループがあった。代表曲は「雪」だ。
子供心にふうーんと思って聞いていた。
その猫のマイナーだが好きな歌に「各駅停車」というのがある。
歌詞が振られた弱弱しい男が各駅停車でふるさとに帰っていくというような雰囲気の歌であるのに、曲のほうはトランペットがパンパカパーンというミスマッチな感じである。
しかし、この歌、けっこうジンとくるのである。

もし、昔の恋を思い出したら、この「各駅停車」をBGMにして、動画は、ふるさとに帰る各駅停車の映像を流すとけっこう浸れる。

信越本線の雪景色なんかもいい感じである。
新幹線の車窓ではなく、あくまでも在来線などで各駅がない場合は準急でもよいので、とにかく、やってみてほしい。

歌詞は喜多條忠。
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