癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

初夏の風物詩“海霧”

2014年07月13日 | 道南の風物詩

お盆(旧函館市内のお盆は7月)のお墓参りに出掛けた。
立待岬にある墓地から住吉漁港を眺めたら、海霧が発生していた。
それを上から眺めたくて、帰りに車で函館山へ。


 墓地から住吉漁港の向こうの海霧を眺める


 3合目から


 7合目から


頂上から函館どつくを見下ろす


港埠頭に、豪華客船サン・プリンセスが寄港していた

ハズレだった袴腰岳東側への沢

2014年07月12日 | 登山・旅行

 今日は暑くなるという予報だったので、SHOさんの誘いに乗って、亀田川の支流赤井川の袴腰岳の登山道の1050肩に突き上げる沢にトライした。

 何も情報のなかった同じ赤井川の沢でも、過去に遡っている袴腰岳と烏帽子岳のコルに突きあげる右股沢も、烏帽子岳の北側の第2湿原に突きあげる左股沢も、滝もあり、それなりに結構楽しかった。

 しかし、今回は水流は少ないことは覚悟して行ったが、まったく不作で、楽しさも美しさもない俗に言う“ブタ沢"だった。(ブタさん、ごめんなさい)

 情報のない初めての沢は、登ってみなくては当たり外れが分からないというのが実感の沢だった・・・たまにはこういうこともあるのは仕方ない。
 おまけに、c830付近で本来の沢の合流地点を見落として先へ進んだために余計な藪こぎを強いられた。さらに、暑くなるどころか高度を上げていくとガスで何も見えない上に、霧雨まで降ってきた。

 天気が良ければ袴腰岳頂上まで行くつもりだったが、登山道へ合流したところから早々に下山し、林道を歩いて入渓地点へ戻った。
 林道を歩いていると後ろからやってきた2台のオフロードバイク。わざわざ停まって挨拶されてビックリ。スキーの指導員仲間で七飯スキー学校のTaさんとMa校長だった。彼らがオフロードバイクをしているのは初めて知った。

 6:50入渓 登り2時間40分、下り1時間25分、11:05ゴール。   


 沢の幅も狭く、両岸から笹が被っているところが多かった


700付近でようやく現れた3mほどのF1・・・白茶けた岩盤に暑い苔が生えている。
この後、数か所ナメが現れたが、同じような厚い苔で覆われ、爽やかさも美しさもなかった。


750付近のF2・・・水流が左端をちょろちょろ流れているだけで、滝という感じではなかった。
結局滝らしいところは2ヶ所のみ。


830付近の地図上にも表れている崖の下・・・この辺りで本来の沢への出会いを見逃したらしい。


水流のなくなった苔の生えた涸れ沢を登るが、沢型がなくなり、本来の沢でないことに気づく。
GPSで確認したら、本来の沢の西側へずれていることが判明。藪こぎで軌道修正。


霧雨の降る中、登山道へ合流。

留守中に見ごろが終わった花

2014年07月10日 | 花・紅葉だより



なんの手入れもしないのに、毎年花を増やしていく我が家のラベンダーとテッセン。
出掛ける前は蕾だったのに、12日間留守にしているうちにすっかり満開になってしまった。

ラベンダーは数年前に富良野に旅行した時に5本ほどの株を買ってきて植えただけなのにどんどん枝を広げている。このまま増え続けたらどうなるのだろう?

テッセンも階段の手すりに絡まって毎年花を咲かせてくれる。

今日は雨模様なので、1日中PCの前に座って、山の記録のHPアップ作業に没頭した。
なんとか4日分をアップすることができた。
http://sakag.web.fc2.com/

サマービアパーティ

2014年07月10日 | イベント鑑賞・参加

 昨日は、日中は山旅の整理とHPのアップ作業に費やし、夜は、退職仲間12名でホテル法華クラブのサマービアパーティに参加した。参加者は300名を超え、見ているとほとんどは職場の仲間が多い感じだ。
 
 このパーティの楽しみは、ビンゴやチケット番号などによる抽選会である。会場が大いに盛り上がる。我が仲間も8名ほど何かが当たった。中には、一人で3回も当たり、米5kgと1万円相当の海産物の詰め合わせをゲットした・・・ちょっと当たり過ぎで、何もなければよいが…と心配になるくらいだった。


 自分はこれまで2年間は何も当たらなかったが、今回は欲しくもないヘリュウムガスの入った大きな風船が当たった。これを持ち帰るのも大変だし、タクシーで帰るという孫のいる仲間にあげた。

雨竜沼湿原

2014年07月08日 | 登山・旅行

10年ぶり3回目の雨竜沼湿原・・・バックの山は南暑寒別岳と暑寒別岳(右)
帰宅後に記録を見たら、前回に訪れたのは、全く同じ日だった


エゾカンゾウはまだ蕾が多く、あと1週間ほど後が見ごろだろう


シナノキンバイ


シナノキンバイとキンポウゲの群落


曲がりくねってゆっくり流れる川


ヒオウギアヤメ


ワタスゲ


沼と湿原の奥に聳える暑寒別岳


奥の展望台から全景を見下ろす


 下山したのが9:30、それから札幌のコインランドリーで洗濯をして、550kmひた走り、18:45に帰宅・・・疲れた~!

三頭山(1009m)&羽幌バラ園

2014年07月07日 | 登山・旅行
《6合目付近から三頭山を望む》

またしても利尻山に振られた。昨日までは好天予報だったのに、昨日夕方から降り出した雨が朝になっても止まず。予報も「雨のち曇り」に変わった。

昨年もせっかくフェリー乗船代を払ったのだからと無理して登ったが、途中から土砂降りになり、8合目の長官山で撤退している。それまでにも2回稚内まで行って断念している。したがって17年前に登った切り再訪が叶っていない。明日の予報は良さそうだが、明日中に帰ることができなくなる。

断念して南下する。予定してきた薮山もいくつかはあるがすべて霧雨の中。幌加内まで走ったら、三頭山がなんとか頭を出している。過去2度登っているが、写真撮りも兼ねて登ることにした。

11:15、5合目の丸山分岐登山口からスタート。どんどん青空が広がり、異常に汗が出る。体調が悪いのではないかと思うほどペースが上がらない。数年前に妻と一緒に登ったときに残雪の上で熊に遭遇した地点が良く分からない。


珍しいほどあえぎながらも9合目の一頭山へ到着。右の二頭山の左奥に目指す頂上が見えた。


これも珍しいガイド時間と同じ2時間で、過去2回とも同じ個性的な頂上標識と一等三角点に迎えられて頂上到着。


眼下に幌加内北部の麦畑?が広がる。


期待したほど花は少なかった。その中で、は目に付いたエゾノハナシノブ

30分の頂上休憩を除いて、わずか3時間30分の往復だったのに、珍しく疲れを感じた山だった。下山後、少し戻って政和温泉で汗を流し疲れを癒した。

○羽幌バラ園

三頭山まで南下する途中の羽幌町のバラ園に初めて寄った。
ちょうど最盛期だったこともあり、なかなか見事だった。





明日の夕方までには帰りたい。10年振りの雨竜沼湿原を見て帰路に就くことにして、雨竜の道の駅まで走った

稚内近郊一等三角点探訪(5点)

2014年07月06日 | 登山・旅行
《箆射峰のスタート地点から稚内市街地を望む》

今日は利尻山の予定だったが、天気が良くない。明日の方が晴れ間がありそう。利尻山は明日に延ばすことにした。しかし、予定してきた山で一番近いポロヌプリ山でも入山口まで150km。ホテルの朝食をたべてからでは時間不足。

ふと思い付いたのが「確か稚内に天測点のある一等三角点の山があったはず…」。検索して見たら、箆射峰(のしゃぷ)だった。

たまたま本州の方の道北と利尻・礼文の一等三角点探訪記録が見つかった。それによると、稚内近郊だけで、比較的簡単に探せる一等三角点が5点あることを知った。いずれも地図上の山名はないが、その記録とGPSを頼りに探訪することにした。

○箆射峰(のしゃっぷ)(210.8m)
道内で8ヶ所しかない天測点のある一等三角点の山だ。すでに5ヶ所は踏破済み。

南側の林道から入り遊歩道とNHKの管理道路を1.2km歩いて登頂。結果的に稚内公園の百年記念塔からも2kmほど歩いても来ることが分かった。


NHKの電波塔の立つピークに一等三角点はあった。


なぜか、天測点の台座は倒れていた。


記録によると、その真南8.3km地点に天測点とセットの子午線標があるとのこと。掲載されていた地図を参考に、牧草地の中を5分て到達することができた。

○沙流山(52.3m)

サロベツ原野の西側なのは分かったが、GPSの地図で探すのに苦労した。しかし、場所が分かったら楽勝だった。


車道から170mほどの刈り払われた牧草地のうえの島のようにのこされていた笹薮の中にあった。

○幾梅仮里(いくめかり)(41.1m)

稚内市街地の東側にある大沼の南側のピークの端にあった。


記録を参考に大沼の南側へ回り込む。三角点ピークへまっすぐ向かう直線道路の終点から300mほどの笹藪漕ぎで登頂。


頂上手前から大沼を眺める。5点の中で最もきつかったが、往復35分の薮漕ぎで済んだ。

○声問西端(7.6m)

大沼から戻って稚内空港へ向かう道路から直線距離で90mの小山の笹藪の中にあった。


稚内空港へ向かう道路から見える三角点のある小山を望む。左側の牧草地の端を辿り、裏側から回り込んだら薮漕ぎが少なかった。


三角点地点から稚内空港を望む。

○声問東端(6.6m)

普通は少しでも高いところに設置されているが、ここはなぜか周りより低い笹藪の中にあったので捜すのに一番苦労した。


宗谷岬へ向かう国道239号線から入る空港管理通用門の東側の空港敷地境界柵近くの薮をめざす。

7時間ほどを要して予定の5点をすべて見つけることはできたが、後半の3点は意外に近いところにあったのが珍しい。

16:00、市街地の「港の湯」でのんびりし、夕食も食べてとっ道の駅へ。今日は利尻山の姿を見ることはできなかった。夕方には雨も降ってきた。明日は、果たして…?

北海道スキー指導者協会の集い 2014稚内大会

2014年07月05日 | 登山・旅行
毎年7月第1土曜日は、全道持ち回りで開催される「北海道スキー指導者協会の集い」である。

今回の講演は、日本のスキー100年の歴史を常にトップスキーメーカーとして支え続けてきた小賀坂スキーの社長・小賀坂道邦氏の「100年にわたって繋いできた物づくりの襷」だった。

内容は、小賀坂スキーの100年の歴史と映像によるスキー製作だった。

副会長の自分の役割分担は、その講演の謝辞だった。次々と消えて行く国産メーカーの中で、今なお世界のトップメーカーとして君臨する「襷」は、独自の素材開発と独自の製造技術のたゆまぬ研究であり、その芯は3代にわたる社長さんのスキー造りに対する情熱であるというようなことを話させていただいた。

○懇親交流会

藤島会長の挨拶


ロシア直輸入の大型ズワイガニ



エキビジョンの我が国最北の稚内フラシスターズのフラダンス


わずか5名にしか当たらなかった抽選の高価な景品

小賀坂スキーの社長(右)と私と(左)、後ろは七飯町の吉野山スキー場で私のスキーの教え子からスキーを教えてもらったという札幌営業所長の高本氏。

★訂正
高本氏がスキーを教えてもらったのは、吉野山スキー場ではなく、今の七飯スキー場の間違い。

北海道最低峰・円山(13.3m)

2014年07月05日 | 登山・旅行
稚内への途中の豊富町のサロベツ湿原の東側にある国土地理院認定の北海道最低峰・円山へ向かう。大阪にある日本一の最低峰・天保山を踏破している以上、ここも踏まねばなるまい。

サロベツ湿原センター入口の1kmほど東側の車道沿いの牧草地の中にそれはあったが、カーナビとGPSに表示があったから分かるようなもので、山の形はなく、どこが頂上か分からない。


車道から200mだが、牧草が刈られたばかりだったので、GPSの地点を狙ってまっすぐ進む。


一ヶ所だけ、島のように刈り残されたところがあり、その中に三角点標識があった。その根元の牧草を踏み分けたら三角点があった。薮を漕いで行くと、三角点の周りが刈り払われていることはあるが、逆のパターンは初めだった。


そのあと、サロベツ湿原の遊歩道を歩いた。ちょうどエゾカンゾウの最盛期だった。一面まっ黄色の向こうに、雲の上に頭を出した利尻富士が見えた。


トキソウがあちこちに咲いていた。

天塩岳(1557.6m)

2014年07月04日 | 登山・旅行
3回目の天塩岳だが、1回目は前天塩コースを登り、新道コースを下った。 2回目は旧道コースを登り、新道コースを下っている。今回は、逆回りで新道コースを登り、前天塩コースを下ることにした。6:30スタート。駐車場に車を停めたら、隣が函館ナンバーだった。連絡路の途中から左に帰りに寄る尖った前天塩岳と右奥に天塩岳が見える(画像)。


2時間で円山に到着。前天塩岳と頂上と西天塩岳を眺めながら一休み。

何かで西天塩岳への道ができたようなことを目にしたので、避難小屋の裏側を見ても、登山道の途中を探しても道はおろか踏み跡の痕跡すら見つかない。行ったり来たりで20分以上ロスをした。今後の構想だったのかも知れない。


頂上手前から表大雪を望むが、稜線は雲で覆われた、残雪を抱いて山肌が見えるだけ。

頂上手前で埼玉県熊谷市から来たという男性二人が休んでいた。そこに並んだ座り、10分ほどお喋りをする。


彼らが西天塩岳(左)と円山(右)の間を抜ける新道コースへと下って行った。


そのすぐに上が頂上だった。10:00到着。このころからガスで覆われ始めて、北側と南側しか展望がなくなり、隣の前天塩岳も見えない。

まもなく逆回りの函館ナンバーの男女3人連れが到着。函館の方は一人で、二人は東京から来た山仲間とのこと。

45分ほど粘ったが前天塩岳は姿を現さなかった。


前天塩岳へ向けて下り始めたらヨツバシオガマ、ウサギギク、エゾカンゾウ、アオノツガザクラなどが咲く小規模な花畑があった。


標高差200mほどの厳しい登り返しで、下から見上げたときに見えた前天塩岳頂上付近の岩崖や岩稜を越える。


頂上には新しい標識が立っていた。こちらからも天塩岳は見えなかった。

ここから標高差500mほどの岩礫の急な下りがきつかった。20年ほど前に登っているはずだが、こんなに急だとは思わなかった。

ゴール手前で函館ナンバーの3名に追い付き、一緒にゴールイン。
登り3時間30分、下り2時間45分。

明日は、11:00までに稚内に着けば良いので、温泉併設の美深の道の駅まで走った。

完全休養日

2014年07月03日 | 登山・旅行
旭川での車の修理のために営業時間の10時近くまで当麻の道の駅でのんびり過ごした。

ついでに修理して欲しいところもあったので、それも頼んだ。

13:00頃に終わるからと代車を用意してくれた。しかし、特に行きたいところもないので近くの永山市民交流センター(画像)の中にある永山図書館へ。

ところが、まもなくして、ついでに頼んだ方の部品が欠落しているとのこと。その部品が夕方には入って、すぐに直せるという電話が入る。どうせどこへ行く予定もないので、そのまま冷房の利いた図書館で完全休養・読書三昧を続けた。

新聞を3紙ゆっくり読み、文庫本を1冊読破し、雑誌も数冊…。16:30に修理完了の電話。

明日は、予報が好転して晴れ間の期待できそうな天塩岳の予定。今日中に登山口まで行くことも可能だが、最近の天気は午後からの方が良い日が続いているで慌てなくても良い。そこで、当麻の道の駅に連泊することにした。

車中泊で満杯

2014年07月03日 | 登山・旅行

当麻の道の駅の朝。外へ出て見てびっくり。車中泊の車がびっしり。本格的なキャンピングカーから軽四まで様々だ。圧倒的に多いのが本州ナンバーで、熟年夫婦が多い。

梅雨を逃れて、長期の涼しい北海道旅行といったところだろう。これからは、週末になると、若い世代も入って来るので、どこの道の駅もこんな状態が続く。

キャンピングカー以外の車はいろいろな工夫をしているのが面白い。よくそれらの情報交換の場面を見掛ける。
夫婦連れを見ていると、どこもまめしく動いているのがご主人。普段の生活と違う様子が面白い。

無類岩山(1613.4m)

2014年07月02日 | 登山・旅行
《頂上から一瞬だけ広がった西側の展望~中央奥は支湧別岳か?》

北大雪の武利岳の北東隣の山である。類のないほどの岩山となると、かなり手強そうなイメージを抱いてしまう。事実最初にこの山名を目にしたときは、強烈なインパクトを受けたものだ。

しかし、無類の語源は、武利川の源流部に位置することから、武利(むりい)と同じで、武利の岩山ということのようだ。

また、この山の三角点の設置者は、新田次郎原作の映画にもなった『剱岳・点の記』の主人公・柴柴崎芳太郎測量官である。

そのような話題性のある山だが、実は、毎年晩秋に行なっている2009年の薮山の会がこの山だった。都合が悪くて参加できなかった。そのときの記録を読むと沢詰めのルートだが、難しいところもなく、単独でも登れそうな感じだったので、機会があればと狙っていた山である。

濃霧の朝で上空の様子が分からない。山の天気予報では期待できそうもない。しかし、明日は車の修理で山には登れないので、ダメモトでも新ピーク狙いでトライすることにした。

武利川支流十四の沢が直登沢である。その沢沿いのホロカ林道へ入ったら1kmほどのところに倒木があり、それ以上車では無理。そこから情報通りにスパイク長靴でスタート。林道終点まで800mの歩きで済んだ。

940二股から入渓して川の中を歩くが、本当に穏やかな沢だ。


滝らしい滝はわずか一つ。急な沢だから小さな段々の流れは多いが、確かにスパ長でも支障なく登れた。


1300mを越えると水流がなくなりその先に沢地形だけが続く。目指す方向は濃いガスだけ。


やがて、沢も笹で覆われるが、足下には鹿道が続いている。


大変だったのは、沢型がはっきりしなくなり、鹿道もなくなる1400mより上の薮漕ぎだった。上の方は灌木のほかにハイマツまで現れる。


苦闘3時間で、稜線に乗ったらすぐ右側がハイマツの中に細長い裸地の広がる頂上だった。ただし、残念ながら濃いガスの中。柴崎測量官が設置した三等三角点が迎えてくれた。

それでも時折上空から夏の太陽が照り付けて露と汗でびしょ濡れの体には嬉しい。15分ほどしたら、一瞬だけ西側の展望が広がった(トップ画像)。さらに15分粘ったが、それっきり。

諦めて下山開始。沢の中では転倒による怪我に気を付けて慎重に下る。1000mの手前で左岸に続く林道跡を見つける。鹿道がしっかりと続いているのでそれを辿る。沢を遥か眼下に見る高さなので、果たしてホロカ林道へ繋がるのか心配になるほどだった。

林道終点に下りて、残りの林道歩き。下山は1時間45分だった。登った山の姿も分からず、展望にも恵まれなかったが、久しぶりの単独での沢登りでの新ピークゲットに大満足だった。

国道に出て、留辺蘂の滝の湯センター夢風船へ。ここは65歳以上は250円なので、何度か利用している。

石北峠を越えて、明日の車の修理のディーラーに近い当麻の道の駅まで走った。

平山(1771m)&瀬戸瀬山(902m)

2014年07月01日 | 登山・旅行
《平山分岐の右側稜線の花畑とニセイカウシュッぺ山の小槍》

雨上がりのどんよりとした低い雲の朝を迎える。旅に出る前の長期予報は好天が続くはずだったのに…と思っていたら、低いガスが取れ青空が覗いている。

しかし、瀬戸瀬山の雨上がりの薮漕ぎはご免だ。そこで、少し戻って北大雪の平山に先に登って、その後に瀬戸瀬山に登ることにした。

○平山
登山口の標高が1050mにあるのが魅力の一つでもあるこの山は3回目だが、この山だけに登るのは初めてだ。1回目はニセイカウシュッぺまでの縦走ピストン。2回目は文蔵岳~有明山~天狗岳への縦走だった。

向かう途中から平山の稜線が見えていた。登山口を5:30に出発。


行雲の滝や冷涼の滝(画像)を見ながら登って行く。


やたらと急な長い第一雪渓で先行の千葉の男性に追い付く。このあと頂上まで同行した。30年ほど前から北海道の山に登っている方だった。


稜線分岐から平山へ向かう。道端の花はエゾイソツツジとコケモモと終わりかけのイワウメくらい。


分岐に着いたときに見えなかったニセイカウシュッぺが姿を見せてくれたが、表大雪はガスに覆われたまま。

2時間ほどで頂上に到着。千葉の男性の頂上写真は1987座目と書いた紙と一緒だった。日本中登り歩いているようだ。

比麻良山まで行くという千葉の男性の後から花の写真を撮りながらのんびり下る。


花は分岐から比麻良山側の方に多い。エゾノツガザクラ、チングルマ、コマクサ、イワヒゲ、メアカンキンバイ、タカネスミレ、タルマエソウなどが咲いていた。

9:55に下山。登山口で準備をしているご夫妻に「坂口さんですよね。以前白樺山でお会いしました。いつもブログを楽しませていただいています」と挨拶された。

○瀬戸瀬山
平山を下山後、瀬戸瀬山へ移動。この山は一等三角点の山で三角点マニアには登られているが登山道はない。セトセ温泉からの冬の記録の方が多い。


国道からセトセ温泉への道へ入った所から目指す山が見えていた。

温泉のすぐ奥の瀬戸瀬山林道へ入る。昨年下見済みの標高600m付近の林道分岐の支線は急で2駆では滑って上がれなかった。


11:50、分岐に車を置いてスタート。15分で植林地の作業道入口に到着。


植林地の作業道は5分ほどで、強烈な笹薮に突入。あとはひたすら忍耐の急斜面の薮との闘い。何ヵ所かは笹のない灌木のところもあって助かった。

標高900mを超えると広い平坦地で、どこが頂上か分からない。GPSを頼りに進む。


12:05、最後は黄色の三角点標識のお陰で、すんなりと登頂感のない頂上に到着。一等三角点が迎えてくれた。1時間15分だった。

下りの薮漕ぎは楽で速い。半分以下の40分で下山。

セトセ温泉できれいさっぱりして、留辺蘂(北見市)の道の駅おんねゆまで走った。明日は、やはり登山道のない無類岩山の予定だが…?