長屋。中央区佃3-2。1989(平成1)年10月29日
佃3丁目は月島の背骨のような清澄通りの東側で、相生橋、初見橋交差点、佃水門を頂点にする三角形の地域である。元からあった佃島の南側に、明治期に新たに埋立てて造成された。月島ができた後の工事のようだ。旧町名は新佃島東町。
有楽町線と大江戸線の月島駅に接しているが、もんじゃ目当ての観光客は入ってこない。大型のマンションも相生橋たもとの「相生の里」という高齢者用の区が運用する施設ができたくらいで、いまだに木造2階の長屋が多く見られる。長屋各戸ごとに小さいビルに変わっていっているような感じだ。
写真の長屋は清澄通りの新佃島交差店から東へ入ったところ。2軒長屋が2棟並んでいる。ちょっと見ると同じ形式の長屋に見えるが、左のほうには1階の瓦屋根がなくベランダ状にしている。この長屋の背後にも長屋が立ち並んでいるのだが、その路地に並んだ長屋より、表通りに面した写真の長屋の間口は少しばかり広いようだ。
現在では左の長屋が、表面を改装しているが、残っている。
高津工務所。中央区佃3-2。1989(平成1)年12月31日
1枚目の長屋からさらに東へ行った並び。そのまま写真右方向へ行けば海水館跡に突き当たる。高津工務所の建物は2軒長屋の表面を改装したものだろう。隣の家と写真右の家は建て変わったが、高津工務所は現在も写真のままの様子で立っている。
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