
東宝ツインタワービル。千代田区有楽町1-5。2013(平成25)年3月1日
晴海通りの日比谷交差点付近にあったランドマーク的な割と目立つビルだったが、2019年12月末で閉館。「東宝日比谷プロムナード」(2023年3月築、11階地下2階建)に建て替わった。
東宝ツインタワービルは1969(昭和44)年5月の開業。9階地下4階建て。屋上の広告塔が特徴だが、それ以上に鋸状の壁面に縦長に並んだ窓が素晴らしい。設計は阿部設計事務所と谷口吉郎。谷口吉郎(1904-1979)は金沢出身で、1928(昭和3)年東京帝大建築学科卒業。作品には「自邸」(1935年、品川区小山)、「東京国立近代美術館」(1952年、北の丸公園)、「帝国劇場」(1966年、丸の内)、「東京公立博物館 東洋館」(1968年、上野公園)など。
1969年の住宅地図には「全日空/カンボジア航空/ツインタワー/タイ国際航空/ホテルプラザ東京/東宝ビル/キャセイパシフィック航空/紀伊国屋書店」の記載。
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とても貴重な内容で詳しくて、建物について頷きながら読んでいます。
gooブログが終了してしまうとのことで、こんなに貴重な記録が失われてしまうのではないかと落胆しております。
また別のサービスでブログを続けてくださったらとても嬉しいなと思いながら読みました。
なんとか別のブログサービスに移行できないかやってみるつもりではいますが、その方の知識がないので不安です。移行した後の整理がまた大変なようですね。