ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




富士銀行雷門支店。台東区雷門2-16。1988(昭和63)年5月14日

はとバスの通る大通りは浅草通りで、浅草仲見世の入口にある雷門からすぐ西のところ。撮影時の住宅地図では、富士銀行雷門支店から右へ、新谷ビル、三善堂(仏壇)、駐車場、ブラザーミシン。
建物は戦後の建築である。昭和26年頃の火保図には載っているので戦後まもなく建てられたものだろう。同図では「浅草支店」だ。外観は古典様式を簡略化したようにも見え、銀行建築にはまず信頼感を出すという気分の時代だった。
このビルは平成16年2月にオオゼキという食料品中心のスーパーマーケットになった。



北陸銀行浅草支店。雷門2-12。1986(昭和61)年10月26日

前の通りは雷門の前から南に通じている通りで、通称・並木通り。昭和30年頃の建築と思う。昭和26年頃の火保図ではまだ「山屋酒店」になっている。窓枠・付け柱・軒に曲線が使われ、窓も大きくて信頼性より明るく親しめるような銀行というイメージを出した外観だ。

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