ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





上:三陽代理店。台東区東上野4-17
1991(平成3)年6月30日
左:看板建築の民家
2008(平成20)年3月2日

旧下谷小学校の北の裏通りや横丁に、関東大震災後に建った商家や長屋が残っている。旧町名は神吉町(かみよしちょう)で、台東区成立前は浅草区に属した。どう考えても上野(下谷)である。幡随院が昭和15年に小金井に移転するまで、上野学園のすぐ東にあった。幡随院→幡随院長兵衛→浅草、だから、そのイメージでむりやり浅草区に組み入れたように思える。
ここに出した写真の家はいずれも現存する。上の写真の家は看板建築風の洋風の外観の家。窓のガラスに「日動火災海上保険/株式会社/三陽代理店」とある。現在はこの文字はない。
左写真は1枚目写真の家の横の路地の家。看板建築にした二軒長屋だ。
下の写真は1枚目写真の家と四つ角に対して対角線にある看板建築の五軒長屋。現在もほとんど写真のままの外観で立っている。


五軒長屋。東上野4-15。1989(平成1)年7月23日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )