ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




元木工所の民家。神奈川県小田原市板橋。2012(平成24)年4月7日(4枚とも)

醤油醸造所だった内野家の向かい側にある平屋の家。後ろにあるのが木工所の工房だったようで、旧東海道に向いた建物は店舗だったのだろうか。昭和初年の建築らしい。
下の写真の家は内野家から少し西へ行ったところ。やはり平屋で格子窓が外観の特徴で、上の写真の家と似たような建物に見えるが、それよりだいぶ立派である。1928(昭和3)年頃の建築で以前は蕎麦屋だったという。



植村家住宅



二階が張り出している民家

旧東海道と国道1号線が合流する付近にある民家。右側の二階が張り出していて、増築したようにも見える。元は旅館だろうかと思ったがそういうわけではないらしい。『 歴史文化地図』には、「川瀬家住宅【建築年代】1940年(S.15)頃 東京にあった旧嵯峨侯爵邸を解体した際、そのうちの1棟(全体の1/3程)を購入し、現在地に再建した。2階部分の張り出しが印象的である。」と説明されている。
「嵯峨侯爵」とは誰だろうと、ネット検索してみると嵯峨公勝(きんとう)1863-1941か嵯峨実勝(さねとう)1887-1966らしい。実勝の娘・浩(ひろ)は愛新覚羅溥傑(満州帝国皇帝溥儀の弟)と結婚(1937年)した人で、1938年に長女・慧生(えいせい)が生まれた。慧生は1957年12月に天城山心中で死亡した。もしかしたら話が関係ない方向にずれたかもしれない。

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