私はあくまで、アマチュアとしていくつもりである。
プロの模倣をするつもりはない。
フリーランスだから「安定した収入」でないのは、私の職業も同じ。
バリバリのプロのL先生でさえ、「扶養範囲内の収入」というのである。
そして、政財界の人脈ができた、ということをよく話されるが、そういう人は必ずしもクラシックに詳しい人ばかりとは限らず、ポピュラーな曲を名刺代わりに歌われているのである。
ビジネスとしては悪くない方法だとしても、本当はL先生でないと歌えない曲も存在するのだから、アーティストとしては、もったいないような気もしなくはない。
それを失礼かもしれないと思いながらもL先生に話したら、怒ることなく、認めていた。
本当は、音大進学に反対した親に対する恨みは消えているか、といえば嘘になるが。
やはり音大卒でないとできないことはある。
まず、あらゆる面で情報交換できる人が少なすぎる。
音大卒でない、という理由で、覚悟がない人と見なされることもある。
「どうせアマだから好きにやれば?」という指導しか受けられないこともある。
ソルフェージュ的な弱みを補うための勉強ができていない。
F先生は地方出身なので、出身地の音大同窓会が主催するコンサートで歌われている。人脈などを考えると私が自分の出身地で歌う、ということは、プロコンクール入選以上の難しさである。
でも、「どうせアマだから、楽しければそれでいい」というのも何だか違うような気持ちもしなくはない。我々アマチュアが、プロの演奏家のことを語るには限界があるのと同じように、プロの演奏家がアマチュアのことを語るには、限界があるのだと思う。
プロから見れば、単なる自分中心の楽しみに過ぎないのだろうが、自分の楽しみだけではなくて、自分の大切な人のために歌うような気持ちがあっても良いじゃない?
その「大切な人」がお金を払ってまで自分の歌を聞きたい、というのではなくても。
リアルに会えない人のためであったら、尚更である。
そんなことを考えるようになったのは、つい最近のことなのであった。
プロの模倣をするつもりはない。
フリーランスだから「安定した収入」でないのは、私の職業も同じ。
バリバリのプロのL先生でさえ、「扶養範囲内の収入」というのである。
そして、政財界の人脈ができた、ということをよく話されるが、そういう人は必ずしもクラシックに詳しい人ばかりとは限らず、ポピュラーな曲を名刺代わりに歌われているのである。
ビジネスとしては悪くない方法だとしても、本当はL先生でないと歌えない曲も存在するのだから、アーティストとしては、もったいないような気もしなくはない。
それを失礼かもしれないと思いながらもL先生に話したら、怒ることなく、認めていた。
本当は、音大進学に反対した親に対する恨みは消えているか、といえば嘘になるが。
やはり音大卒でないとできないことはある。
まず、あらゆる面で情報交換できる人が少なすぎる。
音大卒でない、という理由で、覚悟がない人と見なされることもある。
「どうせアマだから好きにやれば?」という指導しか受けられないこともある。
ソルフェージュ的な弱みを補うための勉強ができていない。
F先生は地方出身なので、出身地の音大同窓会が主催するコンサートで歌われている。人脈などを考えると私が自分の出身地で歌う、ということは、プロコンクール入選以上の難しさである。
でも、「どうせアマだから、楽しければそれでいい」というのも何だか違うような気持ちもしなくはない。我々アマチュアが、プロの演奏家のことを語るには限界があるのと同じように、プロの演奏家がアマチュアのことを語るには、限界があるのだと思う。
プロから見れば、単なる自分中心の楽しみに過ぎないのだろうが、自分の楽しみだけではなくて、自分の大切な人のために歌うような気持ちがあっても良いじゃない?
その「大切な人」がお金を払ってまで自分の歌を聞きたい、というのではなくても。
リアルに会えない人のためであったら、尚更である。
そんなことを考えるようになったのは、つい最近のことなのであった。