るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

アマでも命がけ

2014-07-14 00:00:00 | オペラ(出演)
私がオペラを歌う団体で、提携している団体によるストレートプレイを某地方まで見に行くことにしている。
この団体の代表者と談話する機会を持つことができた。
創立者は故人だが、いくつかの都市を指定して、そこを題材にした作品を演劇として上演してほしい、という遺言を残したのだそうだった。
そこで、指定されたうちの一つである某都市での初演が近いのだが、ここで、複雑な背景のある作品であるから、反発を持つ人がいるのは承知の上だろう。混沌とした思いを持って古くはない海外の都市だから、もしかしたら命さえも狙われるかもしれない。それでも覚悟の上で、この都市のこの題材の作品を演じるつもりがあるのか、誓約書を取った、ということだった。
アマチュアでも、命がけでやるつもりなのだと、代表者は話していた。

う~ん、私がここまでできるか、そんな気持ちになるほどの思いを特定の作品に対して持てるのか、というのは疑問だけど、アマチュアだからこそそこまで覚悟が持てる、ということはできるだろうな。もし、命に別条がないとしても、プロであれば、その後の営業のことも考えて作品を選ぶのだろうが、アマチュアは目の前のことに全力投球なのかもしれない。