るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

マイセン焼

2011-02-13 23:51:00 | つぶやき
音楽とは全く関係のない話。

六本木のサントリー美術館で、マイセン焼の展覧会があったので、見てきた。
同伴していた彼に「すごいね~繊細な花びらだね~」なんて最初は言っていたのだが、よくよく見ると、割れたままになったところがいくつかあった。わりとロココ時代は、装飾が華美な分、小さな破損がよく見られて、作品全体の構成よりも、そんな破損箇所を探す方が楽しかったりした。
マイセンの工場はドレスデンに近いので、展示物の中にドレスデンの風景があった。私もドレスデンに行ったことがあったので、エルベ川懐かしいな、あの戦争でバラバラになったフラウライン教会も健在だったんだ(私が行ったときは修復中だったがその後修復が完了したらしい)。そこで後ろから「ドレスデンはオーストリアにあるんだよ」と言ったカップルの男性・・・(汗)
ただ、工芸品の展示といえば、どうしても、商業主義的な香りがプンプンとするることが多いが、今回はそれほどでもなく、マイセン焼の商品を少し置いてはいたものの普通のミュージアムショップといった感じ。

それにしても、本物のマイセン焼は日本でも現地でも私が買えるような価格のものではない。

今日のレッスン

2011-02-12 23:11:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、スタジオを2時間借りて、レッスン中の曲の練習と、今後見てもらいたいと思っている曲をさらってみた。ヴォルフは他に数曲見てもらいたいと思っているが、さんざん発音を注意されている状況なので、正しくない発音で練習しても逆効果ではないか?と不安になり、歌詞なしで「古い絵に(Auf ein altes Bild)」と「旅先にて(Auf einer Wanderung)」を練習した。

今日は、今年になって、習い始めた先生(今後、十八番の役を取ってL先生と呼ばせていただこう)のレッスンを受けた。

私が、和製現代音楽の本番の週の数日後、その先生の日本歌曲の本番があったので行ってきた。(トイレを「便所」と表示している場所といえば、わかるかも)
以前、音大出身ではなく40代で声楽を始めてプロになった方のエッセイを読んだことがあったが、その方が共演していたので、興味深かった。
その他にも、私も名前を聞いたことがある中堅どころのプロの方が多数出演していたが、誰もが知っていそうなポピュラーな曲なのに、表現力が素晴らしいと思った。

で、レッスンは、前回と同じく、ヴォルフの「隠棲(Verborgenheit)」と、マノン・レスコー2曲。ヴォルフは相変わらずドイツ語の発音を注意された。特に、子音のsやwを発音する時間を長めにとってみてとか、uはoに近いくらい深く、eやiも浅くならない、とか・・・
マノン・レスコー2曲は、息にスピード感が乏しいと言われ、横隔膜を動かしながら、歌わされた。
今後の練習にも活用するべきことが多いと思ったのだった。

レッスン後、隣駅まで歩いて、喫茶店で、会社が奨励している試験の勉強をした。自宅の近くの喫茶店はやたら混んでいるのに、その駅ではわりと空いていることが多いと知ってよかった。

和製現代音楽の後日談

2011-02-05 22:17:00 | オペラ(鑑賞)
1月末の和製現代音楽の本番には、先生が他の生徒も誘ってくれた上に来て下さった。そして、昨日レッスンを受けてその感想を話してくれた。

私に関しては、大きいホールでも、重唱で中音部を歌っているのによく聞こえていた、と褒めてくださった。同じ舞台に出た方の中に先生の音大時代の教授という方がいて、懐かしそうに話して下さった。
さらに、「あなたの身近な目標とするべき」と、他の出演者でプロの方を、挙げてくださった。
「あの方はメゾのようですが」と言ったら、「あなたは、ドラマティコは難しいかもしれないが、メゾでもいける。もっともソプラノでやってもいいし、両方やることを目指してもいいのかもしれない」と答えられてしまった。一方で、「あなたは私に似た声質」と言われていたりする(先生は、フィデリオリージやヴェルディが十八番)。
実は、「るりこんメゾ説」は初耳な話でもない。前の先生の時も、似たようなことを言われたことがあった。
が、あまり「何でもできますよ」というより「あなたに向いているのはこの役、この歌ですよ」と言われる方が嬉しかったりする。

実はそのプロの方は、今年に入ってからレッスンを受け始めた先生の生徒であり、妹分でもある。そんなわけで、今後もお会いする可能性は高いので、注意深く参考にさせていただこうかと思う。

そんなわけで、マノン・レスコーは前の先生も、今までの先生も勧めてくださったのだし、今年に入ってからの先生も、「向いている」とおっしゃっているので、自分の十八番にしたいと思うところである。
それにしても、アリアの半拍遅れて入る伴奏にリズムが狂ってしまいそうになるの、どうにかならないかなぁ。


本番終わった

2011-02-01 22:36:00 | オペラ(鑑賞)
和製現代音楽の本番が終った。
十分すぎる準備期間があったとは言えないかもしれないが、それでも、かなりハードな練習だった。
日本歌曲は、声楽を始めて間もない頃、数曲かじったことがあるだけだったのに。
私にとっては、始めて経験することばかりの連続だったが、勉強にはなった。
そして、思わぬところで役立ったのは、かなり昔に習ったクラシックバレエだった。やはり舞台に立つということでの共通する点はあるのだと痛感した。

今回は、本当に、多くの身の回りの人が来てくれていた。つくづく感謝。