るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

「手作り」ということ

2017-05-11 14:32:00 | つぶやき
「手作り」という言葉を聞くと、「ほっこり」としたモノを連想する方が多いのではないだろうか?
しかしながら、元々IT業界にいた私のような人間からすると、「手作り」と言う言葉は「素人くさい」になってしまうのである。
「素人くさい」「稚拙だ」を、なんとかオブラードに包もうとすると「手作り」と言う言葉になる。


そのような「モノ」に対する言葉で「手作り」という言葉が出るのは不思議ではないが、オペラやコンサートにまで出て来るようになった。
それは演奏そのものに対する言葉より、運営に向けられた意味のようである。
本来は、プロに任せるべき所をお金がないから、ボランティアが見様見真似でやってみる。結局素人レベルの品質だが、そこを誤魔化すために「ほっこり」した雰囲気に仕上げようとする。
ITの活用とかノウハウ本では解決できない所もありその「手作り」という言葉は、なんとも便利な言葉である。
これは自戒するべきことである。